ぜひ試してほしいウェールズの食べ物と飲み物 -

何世紀にもわたって受け継がれてきた伝統に彩られたウェールズ料理は、歴史と味わい深さに満ちている。ジューシーなラム肉、ほろほろと崩れる白いチーズ、そして何世代にもわたって愛されてきた有名なケーキ。そして、ほっと一息つきたいときには、爽やかなウェールズビールをどうぞ！

食通の方も、ウェールズ料理に興味のある方も、このギャラリーはきっとあなたの舌をうならせることだろう。クリックして詳細をご覧ください。

© Shutterstock

コンウィ・マッスルズ（Conwy mussels） -

コンウィの海岸で獲れるムール貝は、身の大きさと殻のバランスが非常に良いことでよく知られている。ジューシーで塩気のある味わいと、噛み応えのある肉厚な食感が特徴である。

© Shutterstock

プーディン・エヴァ（Pwdin Eva） -

プーディン・エヴァ（イヴのプディング）は、ウェールズの伝統的なケーキ。煮込んだリンゴの上に、ふわふわのアーモンド・スポンジ・ケーキがのっている。カスタードやクリームと一緒に食べる。

© Shutterstock

ウェルシュ・バター（Welsh butter） -

ウェールズ産の生クリームを使い、伝統的な手作業で塩を混ぜた、なめらかな味わいのバターだ。トーストに塗ったり、料理に取り入れたりしてお楽しみいただける。

© Shutterstock

タトゥス・ピム・ミニュード（Tatws Pum Munud） -

タトゥス・ピム・ミニュード（5分のポテトクッキング）は、スモーク・ベーコン、ジャガイモ、ブイヨン、野菜で作るウェールズの伝統的なシチューである。通常、この料理にはカリカリのパンとバターが添えられる。

© Shutterstock

ウェルシュ・ジンジャーブレッド（Welsh gingerbread） -

ウェールズのジンジャー・クッキーの古いレシピの多くには、生姜が含まれていない。「ジンジャー・クッキー」とは、縁日で売られるケーキの総称だったようである。現在では生姜を加えるのが一般的だが、レシピでは風味を増す黒糖蜜を使うため、省いてもよい。

© Shutterstock

オッギー（Oggie） -

伝説によると、ウェールズのオッギーは、セント・デイヴィッズ大聖堂の建設者たちに振る舞われたのが最初だという。オッギーは、ラム、ネギ、ジャガイモを詰めたショートクラスト生地で作られる。

© Shutterstock

カウルケニン（Cawl cennin） -

カウルケニンは、ウェールズ産のネギとジャガイモを味付けしたブイヨンで煮込み、ピュレにした伝統的なスープ。仕上げにクリームとチャイブ（玉ねぎに似た香りを持つ香草の一種）を加える。

© Shutterstock

クレンポグ（Crempogau） -

ウェールズのクレンポグは、アメリカのパンケーキに似た分厚いパンケーキで、シュローブ・チューズデー（パンケーキ・デイ）に伝統的に食べられている。ウェールズ産のバターや砂糖、糖蜜を塗って焼く。

© Shutterstock

ケアフィリチーズ（Caerphilly cheese） -

ケアフィリチーズは、ウェールズの町ケアフィリ周辺で生まれた、硬くて砕けやすい白いチーズである。

© Shutterstock

アベルフラウ・ビスケット（Aberffraw biscuits） -

アベルフラウ・ビスケットとは、小麦粉、バター、砂糖で作られたウェールズのショートブレッドで、ホタテ貝の殻の中に押し込まれている。英国最古のビスケットと言われている。

© Shutterstock

ウェルシュ・オニオン・ケーキ（Welsh onion cake） -

ウェールズのオニオン・ケーキは、味付けしたスライス・ポテト、タマネギ、そして時にはチーズを何層にも重ねた伝統的な料理で、ボリュームのあるサイド・ディッシュやメイン・ディッシュになる。

© Shutterstock

スエイン・アンド・サンファイア（Sewin and samphire） -

スエイン（イワナ）は、ウェールズの川で夏の間によく見られる。この魚はフライパンで炒め、ウェールズの海岸で採れる海藻、サンファイアを添えて出される。

© Shutterstock

アングルシー・エッグズ（Anglesey eggs） -

アングルシーの卵料理（Ŵ Ynys Môn）は、マッシュポテト、蒸したネギ、ゆで卵、チーズソースを使ったウェールズの伝統的なレシピだ。朝食にも昼食にも夕食にもなる。

© Shutterstock

ウェルシュ・サイダー（Welsh cider） -

小さな個人経営から大規模な生産者まで、ウェールズは数多くの受賞歴のあるサイダーの故郷である。モンマス・シャーは洋梨の産地として知られ、ペリーやシードルのメーカーが多い。

© Getty Images

ウェルシュ・ラビット（Rarebit） -

ウェールズ風ラビットは、溶かしたチェダーチーズ、ビール、マスタード、ウスターソース、時にはとろみをつけるために小麦粉を少々加えたチーズソースを、トーストしたパンにかけたもの。その後、こんがりきつね色になるまで焼く。

© Shutterstock

タイセン・ラップ（Teisen lap） -

タイセン・ラップは、英語で 「Moist Cake」（しっとりしたケーキ）と呼ばれ、サウス・ウェールズの炭鉱村で定期的に焼かれていた。タイセン・ラップはしっとりした軽いフルーツケーキで、伝統的に鉄皿で調理され、紅茶と一緒に食べるのが最高だった。

© Shutterstock

ウェールズ風ポークミートボールズ（Welsh-style pork meatballs） -

豚バラ肉とレバーのミートボールをストリーキー・ベーコンで包み、オーブンで焼き上げ、エンドウ豆とリッチな香りのセージ、タマネギのグレービーソースを添えた一品。

© Shutterstock

ウェルシュ・ウイスキー（Welsh whisky） -

2000年に設立されたペンデリン蒸溜所はウェールズ・ウイスキーの本場であり、受賞歴のあるシングルモルト・ウイスキーを生産している。同社のウイスキーは、甘くフルーティーな味わいで知られている。

© Getty Images

ウェルシュ・ブラックビーフ（Welsh Black beef） -

ウェルシュ・ブラックはウェールズ唯一の在来種である。この牛肉は様々な調理法で食べることができるが、一般的にはローストして野菜とグレービーソースと一緒に食べる。

© Shutterstock

ハニー・アイスクリーム（Honey ice cream） -

カーディガン湾沿岸のアベラロンという町には、過去40年間、蜂蜜入りのアイスクリームを作り続けているアイスクリーム・パーラーがある。フレーバーは日替わりだが、その高い品質と独特の風味は変わらない。

© Shutterstock

コックルズ（Cockles） -

南ウェールズの人々は、ローマ時代からトリ貝を獲っていた。伝統的なスウォンジーのシーフード・ブレックファストは、貝、ベーコン、 レーバーブレッドが材料となる。

© Shutterstock

レーバーブレッド（Laverbread） -

この海苔パンは、レーバーと呼ばれる海苔から作られるウェールズの伝統的な食べ物である。海苔は濃厚な深緑色のペースト状になるまで煮詰める。オートミールと混ぜて油で揚げ、レーバーブレッドケーキにすることもある。ウェールズの伝統的な朝食の一品としてお召し上がりいただきたい。

© Shutterstock

グラモーガンソーセージ（Glamorgan sausages） -

グラモーガンソーセージは、ケアフィリ・チーズとネギを使い、パン粉でコーティングしたウェールズの伝統的なベジタリアン・ソーセージである。

© Shutterstock

ウェルシュケーキ（Welsh cakes） -

ウェルシュ・ケーキは、パンケーキとクッキーとイギリスのスコーンを掛け合わせたものだ。小麦粉、バターまたはラード、砂糖、卵、ドライフルーツからなる生地から作られる。おやつとして、あるいは紅茶と一緒にウェールズ・ケーキを楽しんでみてはいかがだろう。

© Shutterstock

カウル（Cawl） -

14世紀にさかのぼるカウルは、ウェールズ料理の定番である。肉と野菜を煮込んだボリュームのあるシチューだ。レシピは家族で受け継がれることが多く、町によって異なる。

© Shutterstock

バラブリス（Bara brith） -

「斑点模様のパン」を意味するバラブリスは、イーストで起こした生地にドライフルーツを混ぜて作る伝統的なフルーツパンである。生地はシナモン、ナツメグ、紅茶で味付けされ、独特の風味としっとりとした食感を与える。

© Shutterstock

ウェルシュエール（Welsh ale） -

1878年創業のフェリンフォエル醸造所は、ウェールズ最古の醸造所である。しかし、7世紀のサクソン人の記録には、香辛料の効いた「ウェルシュ・エール」が記されている。今日では、ウェールズ全土に地ビール醸造所があり、最高級のウェールズ・エールを生産している。

© Getty Images

トフィー（Toffee） -

トフィー（Cyflath：サイフラス）は伝統的にウェールズ全土の家庭で作られ、通常はクリスマスから新年にかけて、時にはBonfire Nightというお祭りの日にも作られる。ゴールデン・シロップを糖蜜の代わりに使うと、軽いトフィーになる。

© Getty Images

ウェルシュラム（Welsh lamb） -

ウェールズのラム肉は、その豊かな風味で有名だ。ローストしたり、ジャガイモや野菜と一緒にシチューに煮込んだりする。

出典 (BBC) (Wales Online) ( West Wales Holiday Cottages)

© Shutterstock