クローブオイル（チョウジ油）の健康への効果 -

クローブは強い味と香りを持つが台所以外でも様々な使い道があるのだ。色々なデザート、ジャム、肉料理に加えても美味しいが、クローブで万能なエッセンシャルオイルを作ることもできる。クローブオイルを適量使用することでたくさんの健康効果が得られるという研究結果もある程だ。

興味がある？ギャラリーを見て知識を深めよう。

© Shutterstock

クローブって何？ -

クローブは東南アジアが原産のスパイスである。油の色は無色から淡い黄色まで幅広く、強いスパイスの香りがする。

© Shutterstock

クローブオイルについての紹介 -

クローブオイルに含まれる数種類の化学化合物の内の1つがオイゲノールである。このエッセンシャルオイルの持つ潜在的な健康効果の可能性について数年前から研究が進められている。

© Shutterstock

抗菌作用 -

科学者たちはクローブオイルが特定のバクテリアや真菌の増殖を抑える効果があると考えている。

© Shutterstock

抗菌作用 -

2012年に行われたある研究においてクローブオイルが液体培養やバイオフィルム中のブドウ球菌を死滅させることが発見された。

© Shutterstock

鎮痛作用 -

さらにクローブオイルには鎮痛作用があり、特に歯の治療や抜歯による痛みを和らげる効果があると考えられている。

© Shutterstock

鎮痛作用 -

クローブジェルとアミノ安息香酸エチルの鎮痛作用が検証された2006年の研究ではクローブオイルが局所麻酔薬として有効である可能性が示唆された。

© Shutterstock

皮膚への使用 -

次に皮膚への利用である。クローブオイルを肌に塗ることでかゆみを和らげ治療を促進する効果があると言われている。

© Shutterstock

皮膚への使用 -

2017年の研究では石油系オイルと比較した場合にクローブオイルには慢性的なかゆみを大幅に緩和する作用があったという。

© Shutterstock

抗がん作用 -

そして研究者たちは現在クローブオイルの抗がん作用の有無について調べている。少なくとも試験管内での実験ではクローブオイルはガン細胞を死滅または成長を止める効果があると見られている。

© Shutterstock

自家製クローブオイルを作る -

自然療法に興味があり手作りが好きな方なら家庭でもクローブオイルを作ることが可能だというのは朗報だろう。

© Shutterstock

クローブを買う -

まず最初に近所の健康食品店などでクローブを購入することから始めよう。挽いたものとそのままのものがあることを覚えておこう。

© Shutterstock

クローブを買う -

丸ごとのクローブを使う場合は30mlのオイルを入れる容器が最低5つは必要である。挽いたクローブを使う場合は同じ大きさの容器1つに対してティースプーン1～2杯が必要となる。

© Shutterstock

オイルを買う -

次に買うものはオリーブオイル（エクストラバージンまたはバージン）だ。ベースオイルとなるものでクローブの持つ成分を引き出してくれる。

© Shutterstock

オイルを買う -

必要なオリーブオイルの量は作りたいクローブオイルの量によって決まる。例えば30mlのクローブオイルを作る場合は30mlのオリーブオイルが必要となる。

© Shutterstock

容器を用意する -

最後に用意するのは容器である。後で中身が腐らないように濃い色のガラス容器を選ぼう。

© Shutterstock

容器を用意する -

オイルを使う際に便利さを求めるのであればアプリケーター付きの容器を選んでも良いだろう。

© Shutterstock

クローブを瓶に入れる -

材料が手元に揃ったらいよいよクローブを瓶に入れよう。丸ごとのクローブを使う場合は30mlの容器に清潔な手で5～10個ほど詰める。

© Shutterstock

クローブを瓶に入れる -

挽いたクローブを使う場合は350mlの瓶にティースプーン1～2杯分を入れる。クローブの量が多ければ多い程オイルの効能も増すことに留意しよう。

© Shutterstock

オイルを加える -

クローブを容器に入れたら上から丁寧にオリーブオイルを注ぐ。丸ごとのクローブを使う場合はクローブの約2.5cm上までオイルを入れる。

© Shutterstock

オイルを加える -

挽いたクローブを使う場合は350mlの容器に1カップ分のオリーブオイルを入れる。オイルを全量きちんと瓶に入れるようにしよう。

© Shutterstock

瓶を振る -

クローブとオリーブオイルをどちらも入れたら容器を閉めて振る。

© Shutterstock

瓶を振る -

蓋がしっかりと閉まっていることを確認したら3、4回しっかりと振る。こうすることによりクローブとオイルが上手く混ざり合うのだ。

© Shutterstock

後は待つだけ -

後は10～14日間触らずに放っておいてオリーブオイルが魔法を発揮してくれるのを待つだけである。この期間にオリーブオイルがクローブの持つ化学成分を抽出するのだ。

© Shutterstock

涼しくて暗い場所 -

オイルが入った容器は必ず冷暗所に置き、蓋がしっかりと閉まっているか確認しよう。これによりオイルに不純物が混じるのを防ぐことができる。

© Shutterstock

準備完了 -

10～14日後にはクローブオイルが完成する。ここでクローブをこすかこさないかはお好み次第である。

© Shutterstock

油をこす -

オイルをこしたい場合はチーズクロス（目の粗い綿のガーゼ）かコーヒーフィルターを使ってガラス瓶の上でこす。

© Shutterstock

気を付ける -

クローブオイルの使用に関しては有効な自然療法であることが明らかになっている一方でリスクも伴うということを念頭に置いておこう。

© Shutterstock

副作用の可能性 -

クローブオイルの過剰摂取による副作用としては口内の痛み、嘔吐、喉の痛み、呼吸困難、腎臓および肝臓の障害などがある。

© Shutterstock

必ず医師の指示を仰ぐこと -

したがって家庭療法としてクローブオイルを使用する前には必ず医師に相談することが必要である。また絶対に怪我を負っている皮膚に塗ったり大量に摂取したりしてはいけない。

© Shutterstock

子供の手の届かないところに保管すること -

クローブオイルを経口摂取するとてんかんや肝臓障害などの重篤な副作用を引き起こす可能性があるため、子供の手の届かないところに保管することが重要である。

提供元：(Healthline)

© Shutterstock