塩水を飲むのが最新の流行？ - ソーシャルメディアのプラットフォームでは、インフルエンサーたちが塩水を飲むことによる健康上のメリットを自慢げに共有している。しかし拡散されている彼らの短い動画では、すべての長所と短所を捉えることは難しいことが多い。このギャラリーでは、塩について、塩と水との相互作用、塩水を飲むことによる健康上のメリット（およびデメリット）について詳しく紹介する。最終的には、「塩水を飲むことは健康にいいのか？」という疑問の答えを見つけることができるだろう。

最近話題の塩水に関する口コミについて、今すぐクリックして詳しく見てみよう。

© Shutterstock

塩とは一体何か？ -

ほとんどの家庭には塩があり、料理に使う。しかし、塩とは一体何なのだろうか？塩は塩化ナトリウム（NaCl）と呼ばれるミネラルで、人間や動物に欠かせない。

© Shutterstock

塩はどこから来るのか？ -

塩は採掘、海水または塩水の蒸発、人工的な熱の使用によって作られる。

© Shutterstock

塩と水を混ぜると化学的に何が起こるか -

米国地質調査所によると、「塩と水を混ぜると、水の共有結合が塩分子のイオン結合よりも強いため、塩は溶解する」そうだ。

© Shutterstock

電解質とは何か？ -

クリーブランド・クリニックによると、「電解質は、水に溶けると自然にプラスまたはマイナスの電荷を帯びる物質である。電解質は、体内の化学反応を調整し、細胞内外の体液のバランスを維持するのに役立つ」という。

© Shutterstock

電解質が不足するとどうなるのか？ -

電解質の不均衡は危険な副作用を引き起こす可能性がある。これには不整脈、疲労、混乱、筋力低下、痙攣などが含まれる。

© Shutterstock

電解質が不足するとどうなるのか？ -

さらに、電解質の不均衡が深刻な場合は、昏睡、発作、心停止が起こる可能性がある。

© Shutterstock

なぜ今、塩水が人気なのか？ -

最近、TikTokなどのプラットフォームのインフルエンサーが、水に塩を加えて飲むことのメリットについて投稿している。これらの短い動画では、背景のすべてを説明していないことがよくある。

© Shutterstock

メリット：水分補給 -

水を飲むことは、活動的な身体に常に水分補給をするのに役立つ。飲料水に少量の塩を加えると、運動中に失われた電解質を補給するのに役立つのだ。

© Shutterstock

メリット：水分補給 -

塩に含まれる化学元素であるナトリウムは、体の水分補給に重要な役割を果たす。磁石のように働き、細胞に水を引き寄せ、水分補給を維持するのに役立つ。

© Shutterstock

メリット：消化器系の健康 -

塩は適度に摂取すると消化を促進する効果がある。Journal of Alternative and Complementary Medicine（代替・補完医療ジャーナル）に掲載された研究によると、塩水は排便を促す効果があるそうだ。

© Shutterstock

メリット：消化器系の健康 -

塩は消化液の分泌を増加させ、それによって胃の中での食物の分解を助け、栄養素の吸収を高める可能性がある。

© Shutterstock

メリット：デトックス効果 -

塩水は結腸の浄化に役立つ。また、慢性の便秘の治療や体内の毒素の除去にも役立つ。

© Shutterstock

メリット：デトックス効果 -

ヨウ素を含まない塩と水を飲むと、下剤効果があり、体内の毒素を排出するのに役立つ。これを事実として正確に述べる科学的根拠はないが、経験的証拠は塩と水の組み合わせが効果的であることを示唆している。

© Shutterstock

メリット：減量を促進 -

空腹時に少量の塩水を飲むと、電解質のバランスが整い、体内に水分が補給され、水分の蓄積を減らすのに役立つ。

© Shutterstock

メリット：減量を促進 -

水に塩を入れるとある程度の減量に役立つが、塩を摂りすぎる前に専門医のアドバイスを受けることが重要である。

© Shutterstock

メリット：ストレスの軽減 -

水に含まれる塩は、ストレスホルモンであるコルチゾールの調節に役立つと言われている。

© Shutterstock

メリット：ストレスの軽減 -

コルチゾールのレベルが低ければ、ストレスや不安が軽減される。その点では、適度な塩分は気分を良くするのに役立つ。

© Shutterstock

使用する塩の種類 -

ソーシャルメディアのトレンドでは、ケルト塩やヒマラヤ塩の使用が最適であるとされている。ただし、これらの塩には栄養面で大きな違いはない。

© Shutterstock

スポーツドリンクと比較すると -

スポーツ用に指定された飲料の多くには、250ミリグラム以上のナトリウムが含まれている。自分で量を推測して作った自家製の塩水よりも、運動中にスポーツドリンクを飲んだ方が、摂取するナトリウムの量を正確に把握できるだろう。

© Shutterstock

塩水を飲むと健康に害があるのか？ -

塩水を飲みすぎると、下痢や脱水症状などの症状を引き起こし、最終的には腎臓にダメージを与える可能性がある。

© Shutterstock

塩水を飲むと健康に害があるか？ -

運動で失われたナトリウムを補給しようとする場合、実際の血液検査を行わずに補給すべき量を正確に知ることは非常に困難である。そのため、塩分を過剰に摂取するリスクが高まり、悪影響が生じる可能性がある。

© Shutterstock

水にどれくらいの塩を加えたらいいのか？ -

水に塩を加えたい場合は、8〜12オンス（236〜354ml）の水に小さじ1/16の塩を加える。

© Shutterstock

水にどれくらいの塩を加えたらいいのか？ -

ネットで見かける多くのサイトでは、コップいっぱいの水に塩を「ひとつまみ」加えるように書かれている。これは正確な量ではないため、塩を摂りすぎてしまう可能性がある。

© Shutterstock

塩水はどのくらいの頻度で飲めばいいのか？ -

専門家は、特に激しい運動をして汗を大量に書いた後は、塩水を1日1回だけ飲むことを推奨している。

© Shutterstock

誤解：塩水を飲むと肌に良い -

塩水を飲むことが肌に良いという証拠は証明されていない。しかし、塩水を局所的に使用することは効果的だ。マグネシウム、カリウム、カルシウムなどのミネラル分には抗菌作用があると考えられている。

© Shutterstock

誤解：塩水を飲むと肌に良い -

顔や肌に塩水を局所的に塗ることにはいくつかのメリットがあるが、副作用もある。ニキビや湿疹などの症状を悪化させる可能性がある。

© Shutterstock

まとめ：塩水を飲むべきか？ -

結局のところ、塩水を飲む必要はなさそうだ。塩水にはメリットもあるかもしれないが、デメリットの方が上回る場合もある。食生活に塩水を加えるなどの変更をする前に、医師のアドバイスを求めることが重要である。

出典: (Healthline) (USGS) (USA  Today Life) (Verywell Health) (GQ) (Heath Shots) (Britannica) (Today) (FDA) (Times Entertainment) (Clevland Clinic)

© Shutterstock