現在でも兵役がある国 - 世界各地で紛争が激化し、毎日のように新たな争いが勃発する中で国防を重視する国があるのは当然のことだ。国の位置によっては国民に基本的な軍事スキルを身につけさせたいと考える場合もある。大きく危険な国に隣接しているからなのか、それとも政府が軍人としての資質を国民が持つことが重要だとみなしているのか。このギャラリーでは兵役が今でも当たり前のように行われている国を見てみよう。

今なお兵役のある国々を見るには写真をクリックしよう。

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ロシア -

世界最大の国であるロシアで兵役は義務である。毎年18歳から27歳までの男性が徴兵される。

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ロシア -

ほとんどのロシア人は高校を卒業すると18歳で徴兵される。兵役の経験がない人は政府機関など多くの公務員の仕事に就くことができない。

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オランダ -

意外かもしれないが正式にはオランダには兵役の義務がある。しかしこの制度は実施されていない。

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オランダ -

市民は17歳になると国防省から手紙を受け取る。しかし徴兵に応じる必要はない。男女ともに手紙が届く。

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オーストリア -

オーストリアは1955年に中立を宣言し、いかなる軍事同盟にも参加せず自国の防衛に全責任を負うことになった。

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オーストリア -

法律によりすべてのオーストリア国民は18歳になった時点から19歳の誕生日までに兵役に登録しなければならない。

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トルコ -

中東、コーカサス、バルカン半島に近いトルコは世界でも紛争が多い地域に位置しており、兵役は義務である。

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トルコ -

トルコは自国の独立を維持するため、20歳から41歳までの男性国民全員が必須の軍事訓練を受けなければならないという法律を制定している。

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ベラルーシ -

ベラルーシ軍の兵士の大半は徴兵によるもので、1年半の兵役が義務付けられている。近年になって徴兵免除や徴兵逃れを試みる者が増えている。

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ベラルーシ -

これに対して政府は修士号などの学士号以上の学歴を取得するにあたって、陸軍または空軍に18カ月以上従軍しなければならないという規定を新設した。

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スイス -

19歳になるとすべての健常者のスイス国民は最低21週間の基本的な兵役に召集される。さらに年に1度の追加訓練を受けなければならない。

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スイス -

スイスの軍隊に入隊することはスイス国民としてのアイデンティティの一部である。兵役または社会奉仕活動の拒否は犯罪行為である。しかし実際にはめったに起こらない。

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イラン -

イランの男性は全員が兵役に就くことが義務づけられている。イランでは男性が19歳になると徴兵に備える時期となる。

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イラン -

徴兵制はレザー・シャー・パフラヴィーの時代に導入され、1979年のイラン革命後も続いている。

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デンマーク -

デンマークの徴兵制には長い歴史があり1849年までさかのぼり、初代憲法にも明記されている。

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デンマーク -

現在では男性に4カ月から1年間の奉仕活動が義務付けられている。女性が志願して男性と同じチームに参加することも可能だ。

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北朝鮮 -

世界で最も軍事化された社会と言われる北朝鮮で徴兵制が実施されているのは不思議ではない。

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北朝鮮 -

17歳で徴兵され30歳まで在籍する。徴兵は朝鮮労働党中央軍事委員会が定めた年次計画に基づいて行われ、各地域の学校で実施される。

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フィンランド -

フィンランドでは18歳から60歳までのすべての男性が兵役に就かなければならない。兵役を終えるとフィンランド国防軍予備軍に登録される。

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フィンランド -

兵役期間は種類によって異なる。一般職は165日、特殊技能訓練は255日である。

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スウェーデン -

2010年に一時的に廃止されたものの、スウェーデンは国家安全保障上の脅威の高まりを理由に2017年に必須徴兵制度を復活させた。

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スウェーデン -

徴兵年齢に達した国民全員に手紙が届く。強制ではないので兵役を拒否することもできる。徴兵された者は9カ月から12カ月の期間従軍する。

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ブラジル -

ブラジルでは18歳の男性の兵役が義務づけられている。兵役の期間は10カ月から12カ月。健康上の理由によって免除される場合もある。

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ブラジル -

大学で勉強中の場合は兵役を遅らせることもあできる。必要とする数よりも18歳の人口が多いため、軍隊が新人を追い返すことも少なくない。

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ノルウェー -

ノルウェーは自国の徴兵制の文化はバイキング時代にまでさかのぼると自称している。1814年に起草された憲法の原文にも記されている。

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ノルウェー -

ノルウェーでは2015年から男女ともに兵役義務が設けられた。兵役期間は6カ月から19カ月だが通常は1年前後である。

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イスラエル -

イスラエルでは男女ともに兵役は義務である。イスラエル国防軍で過ごす期間は男性は3年、女性は2年とそれぞれ異なる。

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イスラエル -

この義務は国内外を問わずすべてのイスラエル人に課せられる。ただし健康上の理由や移民、特定の宗教団体に属する者については免除される。

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リトアニア -

リトアニアは2008年に徴兵制を廃止したものの2015年に再び開始した。18歳から23歳までの男性が兵役に召集される可能性がある。

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リトアニア -

従軍期間は9ヶ月で、従事者を決めるために全国的な抽選が行われる。コンピューターによる無作為選出の後、兵役が迫った候補者に連絡が入る。

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モルドバ -

モルドバでは18歳から27歳までのすべての男性の兵役が義務となっている。

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モルドバ -

モルドバの兵役義務は健康上の理由や教育上の理由による免除が認められている。

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ギリシャ -

ギリシャでは12ヶ月の兵役義務がある。19歳から45歳までの男性は自国に奉仕することが求められる。

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ギリシャ -

この規則は男性が外国籍を持っているかどうかや、海外在住であったり、国外で生まれたかに関係なく適用される。

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エジプト -

エジプトでは18歳から30歳までの男性に兵役義務がある。期間は1年から3年程度だ。

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エジプト -

男性が旅行、結婚、就職を認められるには少なくとも1年間の兵役を完了しなければならない。海外在住のエジプト人の場合は5,000米ドルで免除措置が受けられる。

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シンガポール -

徴兵制はシンガポールの国民的責務である。現在までに100万人近くのシンガポール人が国家の徴兵制度に参加している。

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シンガポール -

18歳になると全国民と二世永住権保持者はシンガポール軍、シンガポール警察、シンガポール民間防衛隊のどれかで2年間の任務に就くことが義務付けられている。

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韓国 -

韓国には厳しい兵役制度がある。警察、沿岸警備隊、消防、そして特殊な例ではあるが政府省庁に所属することもある。

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韓国 -

健常な男性であれば一般的に陸軍で21カ月、海軍で23カ月、空軍で24カ月の兵役を果たすことが義務付けられている。

提供元：(BBC) (Yahoo Finance) (DW)

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