各州で史上最多の死者数を記録した災害 -

アメリカ合衆国を襲った自然災害は数知れず、事故やテロ攻撃などによる悲惨な出来事は後を絶たない。では各州において最も壊滅的な被害をもたらした災害は何なのか疑問に思ったことはないだろうか？

今回のギャラリーではアメリカの歴史を振り返り、各州で最多の犠牲者を出した災害をご紹介しよう。クリックして詳しく見てみよう。

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アーカンソー州：1927年のミシシッピ大洪水 -

ミシシッピ大洪水は43,000kmに渡り被害を及ぼしたアメリカ史上最悪の河川の洪水である。アーカンソー州は特に大きな被害を受けた。75万人以上が家や所有物を失った。死者は250人～1,000人だったと言われている。

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アラバマ州：ディープサウスの竜巻大量発生 -

少なくとも38の竜巻が1932年3月21日に南部を襲い、アラバマ州だけで200人以上が死亡、2,000人以上が負傷した。大量発生した竜巻は今でもアラバマ州で最も悲惨な災害として知られている。

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アラスカ州：アラスカ大地震 -

1964年3月27日にアラスカ州はマグニチュード9.2の大地震に見舞われた。わずか4分の間に地面が裂け、建造物は倒壊し、津波と地滑りが起こった。記録に残っている中では北米で発生した地震として最も大きなものであり、131人が命を落とした。

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アリゾナ州：レイバー・デーの嵐 -

1970年9月4日から5日にかけて熱帯性低気圧ノーマがアリゾナ州を襲ったことにより大雨と鉄砲水による甚大な被害が出た。被害額は760万米ドルを超え、23人が亡くなった。

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カリフォルニア州：1960年のサンフランシスコ地震 -

1906年4月18日に同州を直撃した大地震によりサンフランシスコの大部分が崩壊し、約3,000人が死亡した。

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コロラド州：ビッグ・トンプソン渓谷の洪水 -

1976年7月31日のわずか4時間の間に降った30cmの雨はビッグ・トンプソン川に大規模な鉄砲水を引き起こした。災害による犠牲者は144人にものぼった。

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コネチカット州：ハートフォード・サーカスの火災 -

1944年7月6日に突如としてリングリング・ブラザーズ・アンド・バーナム・アンド・ベイリー・サーカスのテントから発生した火災により約8,000人が巻き込まれた。事故により数百人が負傷し、167人が命を落とした。

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デラウェア州：1878年の暴風 -

1878年にカリブ海で発生した猛烈な熱帯低気圧はアメリカ東海岸を北上した。デラウェア州は大雨と強風に見舞われ、広範囲にわたって農作物やインフラが壊滅状態となった。

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フロリダ州：オキーチョビー・ハリケーン -

大雨が続いていたオキーチョビー湖周辺をハリケーンが直撃したのは1928年9月6日のことだった。同州では2,500人以上が亡くなった。

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ジョージア州：テューペロ／ゲインズビルの竜巻大量発生 -

1936年4月5日から6日にかけて合計17の竜巻が南東部に押し寄せた。この災害によって200人以上が亡くなったと推定されている。

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ハワイ州：真珠湾攻撃 -

日本帝国軍は1941年12月7日にホノルルの真珠湾にあったアメリカ軍の基地を攻撃した。同攻撃による死者は約3581人、約300機の米軍航空機と20隻の艦船が破壊された。アメリカ合衆国議会は翌日には大日本帝国に宣戦布告を行った。

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アイダホ州：サンシャイン鉱山の事故 -

1972年5月2日にアイダホ州ケロッグのサンシャイン鉱山で悲惨な火災が発生した。痛ましいことに多数の鉱山労働者が出口まで辿り着くことができなかった。91人の作業員が亡くなった。同事故が法改正の決め手となり、1977年の鉱山安全衛生法の制定へとつながった。

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イリノイ州：三州竜巻 -

1925年3月18日に発生した竜巻によりミズーリ州、イリノイ州、インディアナ州を中心としたアメリカ中西部および南部の各州が甚大な被害を受けた。中でもイリノイ州の被害は大きく、マーフィーズボロでは234人の死者が確認された。

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インディアナ州：サーカス列車事故 -

1918年6月22日に軍用列車を運転していた機関士が居眠りをした際にハモンド・サーカスの列車の後部に突っ込んだのだ。列車には400人のサーカス団員と従業員が乗っており86人が亡くなった。さらに127人が怪我を負った。

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アイオワ州：カマンチェの竜巻 -

1860年にアイオワ州の複数の郡で猛烈な竜巻が発生し、特にカマンチェの街が大打撃を受けた。約140人が命を落とし、街の大部分が破壊された。

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カンザス州：ユーダルの竜巻 -

ユーダルの町は1955年5月25日に発生した強烈な竜巻によって壊滅状態となり80人以上の死者を出した。

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ケンタッキー州：2021年ケンタッキー州西部の竜巻 -

2021年12月ケンタッキー州を襲った珍しくも恐ろしい竜巻群は深刻な被害をもたらした。死者90人の内の80人がブルーグラスの州という愛称を持つケンタッキー州の人々であった。

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ルイジアナ州：10月の大嵐 -

1893年9月27日にシェニエール・カミナーダ・ハリケーンがルイジアナ州を襲った。大惨事となり約2,000人が亡くなった。

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メイン州：オンアワの列車事故 -

死者を出した列車事故は1919年12月20日のオンアワ近郊で発生した。貨物列車がイングランドやスコットランドからの移民を乗せた列車と衝突したのだ。乗客23人が死亡、50人以上が負傷した。

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メリーランド州：アラム・チャイン爆発 -

パナマ運河建設用のダイナマイトを積んでいたアラム・チャインという蒸気船が、1913年3月7日にパタプスコ川のフォート・キャロルで荷積み中に爆発した。40人～50人が亡くなり、60人以上が負傷したと推定されている。

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マサチューセッツ州：ボストンの天然痘流行 -

1721年のボストンで天然痘が大流行し約850人が死亡、市内の人口の約半数が感染するという事態に発展した。幸いにもピューリタンの聖職者であったコットン・マザーが予防接種を導入し感染を食い止めることに成功した。

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ミシガン州：ペシュティーゴ火災 -

ペシュティーゴ火災として知られる中西部の大火災が中西部を襲ったのは1871年10月のことだった。ミシガン州だけでも少なくとも500人が亡くなったと言われている。

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ミネソタ州：クロケー火災 -

1918年10月にクロケー、ケトル・リバー、ムース・レイクなどの町を含む州内の各地で森林火災が発生し甚大な被害となった。死者は約1,000人にも及んだ。

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ミシシッピ州：ハリケーン・カトリーナ -

2005年8月にアメリカを襲ったハリケーン・カトリーナは5つもの州に渡る広範囲の被害を引き起こした。ミシシッピ州は被害が深刻だった場所であり死者238人、被害総額は数百万米ドルに達した。

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ミズーリ州：ジョプリンの竜巻 -

2011年5月22日にミズーリ州ジョプリンを猛烈な竜巻が襲った。風速約322kmの竜巻は進路上のあらゆるものを破壊し160人以上が命を落とし、1,000人以上が負傷するという結果となった。

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モンタナ州：スペキュレーター鉱山の事故 -

ビュートの銅山で1917年6月8日に火災が発生し168人の作業員が亡くなった。火災によって酸素が失われたため死因の大半は窒息死であった。

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ネブラスカ州：イースターの竜巻 -

1913年3月23日に少なくとも5つの竜巻がネブラスカ州を通過し広範囲にわたる被害が発生した。中でもオマハとラルストンは甚大な被害を受けた。

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ネバダ州：MGMグランド火災 -

ラスベガスにある有名ホテルおよびカジノであるMGMグランドで1980年11月21日に火災が発生した。同州最悪の大惨事となり87人が亡くなった。

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ニューハンプシャー州：1938年のニューイングランドの大ハリケーン -

1938年に同州を襲ったハリケーンは洪水や火災などありとあらゆる面で甚大な被害をもたらした。9,000棟近くの家屋が損壊、564人が死亡、約1,700人が負傷するという結果となった。

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ニュージャージー州：ホーボーケン・ドックの火災 -

1900年6月30日にホーボーケン・ドックで発生した火災は300人以上の命を奪った。

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ニューメキシコ州：ドーソン鉱山爆発 -

1923年2月8日にニューメキシコ州ドーソンの炭鉱で起きた爆発事故により炭鉱労働者や救助隊員を含む約263人が亡くなった。

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ニューヨーク州：9.11事件 -

2001年9月11日テロリストにハイジャックされた2機の飛行機がニューヨークのツインタワーに墜落した。約2,977人が亡くなり、悲劇的な事件の後世界は大きく変わってしまった。

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ノースカロライナ州：エニグマとカロライナの竜巻大量発生 -

ノースカロライナ州で最大の死者を出した災害は2つ存在する。37個の竜巻が大量発生した1884年のエニグマと、24個の竜巻が大量発生した1984年のカロライナである。

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ノースダコタ州：校舎のブリザード -

雪と風によって1888年には235人もの死者が出た。ブリザードの主な犠牲者となったのは学校から帰宅しようとしていた子供たちだった。

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オハイオ州：1913年の大洪水 -

1913年3月23日から26日にかけて続いた大雨により複数の河川が氾濫した。この災害により少なくとも428人が亡くなった。

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オクラホマ州：タルサ人種虐殺 -

1921年5月31日から6月1日の2日間にわたり怒りに燃えた白人の暴徒がタルサに住む黒人を襲撃した。地元の黒人男性による白人女性への性的暴行の噂に対する報復であった。事業所や家屋が破壊され約300人のアフリカ系アメリカ人が命を落とした。

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オレゴン州：ヘップナーの洪水 -

1903年6月14日に発生したヘップナーにおける鉄砲水により少なくとも238人が死亡した。洪水によって飲料水が汚染されたことによりさらに多くの死者が出る事態となった。

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ペンシルベニア州：ジョンズタウン洪水 -

1889年5月31日にジョンズタウンのダムが決壊し約182億リットルの水が町に流れ込んだ。2,000人以上が亡くなった。

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ロードアイランド州：ステーションナイトクラブの火災 -

2003年2月20日にウェストウォリックにあるステーションというナイトクラブでグレート・ホワイトというバンドの公演中に火災が発生した。約100人が命を落とし、約230人が負傷するという痛ましい事故となった。火災の原因はパイロテクニクス（花火と類似）であった。

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サウスカロライナ州：シー諸島のハリケーン -

1893年8月27日にジョージア州とサウスカロライナ州の沿岸部に位置するシーアイランドをハリケーンが襲った。アメリカ史上最大級の被害を出し2,000人以上が死亡した。続く飢餓とマラリアの流行により死者はさらに増えた。

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サウスダコタ州：ブラックヒルズの洪水 -

ラピッドシティの洪水とも呼ばれる同災害は現在においても同州最大の死者を出した出来事として記録されている。1972年6月9日に多発した雷雨により大雨が降り洪水が発生した。死者数は238人であった。

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テネシー州：フレイタービル鉱山の事故 -

1902年5月19日に炭鉱で起きた爆発事故により216人の作業員が亡くなった。

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テキサス州：ガルベストン・ハリケーン -

1900年9月8日にガルベストン島を襲ったハリケーンにより6,000人～12,000人が死亡した。ガルベストン・ハリケーンはいまだにアメリカ合衆国最多の死者数を出した自然災害であり続けている。

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ユタ州：スコフィールド鉱山の事故 -

1900年5月1日にスコフィールドで大規模な爆発が起こり約200人の鉱山労働者が命を落とした。

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バーモント州：1927年のバーモント州の大洪水 -

1927年11月2日から4日にかけて同州を大規模な洪水が襲った。約84人が命を落とし、何百kmにも及ぶ線路や道路が寸断された。

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バージニア州：ハリケーン・カミーユ -

悲惨な災害が発生したのは1969年8月14日から22日にかけてのことだった。ハリケーン・カミーユは過去に4回しか発生したことのないカテゴリー5という最大級のハリケーンの内の1つであった。バージニア州だけでも約150人が死亡した。

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ワシントン州：2021年の熱波 -

2021年の熱波によりワシントン州だけで少なくとも112人が亡くなった。太平洋岸北西部の熱波は6月から7月まで続いた。

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ウェストバージニア州：ホークス・ネストトンネル事故 -

1930年から1935年の間にトンネルを掘っていた労働者のうち最低でも746人が、シリカ粉塵を吸い込むことで発症する珪肺という肺の病気で命を落とした。

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ウィスコンシン州：ペシュティーゴ火災 -

シカゴ大火やミシガン州における中西部の大火災など、1871年10月8日には複数の大規模な火災が発生した。ペシュティーゴ火災ではウィスコンシン州だけで1,000人が死亡した。

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ワイオミング州：ハンナ鉱山の事故 -

1903年6月30日にハンナの炭鉱で起きた爆発事故により200人の作業員が閉じ込められた。火は数日間にわたり燃え続け169人の炭鉱労働者が犠牲となった。

提供元：(Grunge) (CNN) (U.S. News) (MSHA) (24/7 Wall St.)

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