不思議で神秘的な宇宙の星々 -

宇宙に散らばるものの中で最も美しい存在は恒星である。輝く星々は何世紀にもわたって科学者や天文学者を悩ませ、そして喜ばせて来た。最も有名な恒星こそが人間の知る太陽であり、太陽は我々の存在そのものを支えている。しかしながら暗い宇宙空間の地球からは想像もつかないほど遠く離れた場所には、さらに何十億もの星々が存在しているのだ。

ついつい見上げてしまう天体の輝く星とは何なのか？なぜこれほどにも不思議なのだろうか？クリックして宇宙の中でひときわ明るい星たちを観察してみよう。

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太陽 -

太陽系の中心に位置する太陽は太陽系の中で最大の天体である。地球から1億4,900万kmも離れた場所に存在しており、回転するプラズマの巨大な球体なのだ。我々は太陽に頼って生きている。太陽は光と熱を放っている。太陽がなければ地球は凍ってしまうのである。

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太陽 -

最もよく知られた恒星として太陽はいつでも注目されている。しかし太陽も人間が住む天の川銀河に存在する約1,000億個の星の内の1つに過ぎないのだ。その中には注目に値する宇宙のスーパースターも存在している。

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シリウス -

シリウスはおおいぬ座に位置することから別名「天狼星」とも呼ばれている。地球から見える中で最も明るい星であり、我々の太陽系から約8.6光年と比較的近い。

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シリウス -

圧倒的な輝きで星空を眺める人々から愛されている。実はシリウスは連星であり、主系列星であるシリウスAには矮星となるシリウスBがある。

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カノープス -

南半球のりゅうこつ座の中で最も明るいカノープスは、夜空で2番目に明るい星でもある。

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カノープス -

カノープスは地球から309.8光年の距離にある。古代エジプト人やネイティブアメリカンのナバホ族にとっては身近な存在であった。中国の天文学者たちはカノープスを南極老人星と呼んでいた。

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ケンタウルス座アルファ星 -

ケンタウルス座アルファ星（写真中央）は南半球のケンタウルス座の中で最も明るい星だ。シリウスとカノープスに次いで夜空で3番目に明るい星でもある。

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ケンタウルス座アルファ星 -

ケンタウルス座アルファ星は実はケンタウルス座アルファ星A、B、プロキシマ・ケンタウリからなる三連星系の1つである。ケンタウルス座アルファ星系は太陽系に最も近い恒星系であり、プロキシマ・ケンタウリはわずか4.2光年の距離にある。

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ポラリス -

ポラリスは北極に近いことから北極星と呼ばれることが多い。そのため北半球では何世紀にもわたって、航海の目安として活用されてきた星である。

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ポラリス -

こぐま座に位置している北極星は地球から447.6光年も離れているにも関わらず、夜空でも簡単に見付けることができる。

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ベテルギウス -

オリオン座の中で赤々と燃える超巨星であるベテルギウスは地球から約624.5光年の距離に位置している。

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ベテルギウス -

天文学者たちはベテルギウスに大きな期待を寄せている。ベテルギウスはいつか超新星爆発という、地球にいる人々にも見えるような大爆発を起こして消滅することが予測されているのだ。しかし壮大な現象がいつ起こるかは不明である。

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リゲル -

ベテルギウスの鮮やかな輝きも見事だが、オリオン座で最も明るい星はリゲルである。少なくとも4つの恒星からなる多重星系のもう1つの例だ。主星であるリゲルAは太陽の21倍の質量を持ち、まさに眩いばかりの輝きを放っている。

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リゲル -

リゲルは地球から864.3光年の距離にあり、推定ではわずか1,000万歳の比較的若い星であるという。写真はカナダのアルバータ州ドラムヘラーの近くにある有名な土柱の後ろに昇るオリオン座である。

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ベガ -

1850年7月16日から17日にかけて、太陽を除いて初めて写真に撮られた星としてベガは歴史にその名を刻んだ。天文学者の多くが、ベガは太陽の次に重要な恒星であり、科学界で盛んに研究されてことを認めている。

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ベガ -

ベガはこと座にあり、地球からの距離は約25光年と比較的近距離にある。オリオン座に位置するベガは通称「夏の大三角」と呼ばれる星群の一部で、他の2つはアルタイルとデネブだ。

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プレアデス星団 -

おうし座にある散開星団のプレアデス星団は「7姉妹」と呼ばれることもある。姉妹星団の名前は古代ギリシャ神話に由来しており、それぞれの星は海の妖精であるプレイオネの娘たちを表している。

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プレアデス星団 -

プレアデス星団は地球から約444.2光年の距離にあると推定されている。ここで驚くべき事実をお伝えしよう。7つの大きな星が最も目立つプレアデス星団だが、実際には1,000を超える数の星で構成されていることが確認されており、まさに宇宙最大の大家族なのである。

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アンタレス -

宇宙では大きさがものを言う。赤色超巨星のアンタレスは夜空でも大きく目立つ、有数の明るさを誇る恒星である。地球から554.5光年の距離にある恒星であることを考えると非常に驚きだ。

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アンタレス -

別名さそり座アルファ星とも呼ばれるアンタレスはさそり座に属する。大きさは太陽よりもはるかに大きいため肉眼で見ることができるのだ。

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おおいぬ座VY星 -

アンタレスは巨大だが決して最大の星ではないのだ。さらに大きいのがおおいぬ座VY星である。同じく赤色超巨星であり、図からその巨大さを見て取ることができるだろうこの星の巨大な質量と比べると我々の太陽はただの点にしか見えない。

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おおいぬ座VY星 -

おおいぬ座VY星はおおいぬ座に位置し、地球からは1.2キロパーセクという途方もない距離がある。つまり人間が住む惑星から3,900光年も離れていることになるのだ。

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たて座UY星 -

現時点で知られている宇宙最大の恒星はたて座UY星である。たて座に位置する赤色超巨星のとてつもない大きさはもはや想像すらできない。なんと太陽の約1700倍もの大きさなのだ！

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たて座UY星 -

たて座UY星も距離に関しては途方もない数字である。なんと地球から9,459光年も離れた場所にあるのだ。地球から非常に遠いため、観測するのは難しいが、その分気になって仕方ない星である。

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イカロス -

しかしイカロスに比べれば、たて座UY星までなど近所の公園への散歩のようなものだ。イカロス星は地球から90億光年という果てしない距離にあり、ビッグバンから44億年後に生まれた星ということになる。

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イカロス -

科学者たちははるか遠くにある青色超巨星をMACS J1149 Lensed Star 1と呼んでいる。イカロスの発見と研究によって、初期の宇宙の神秘を垣間見ることができたのだ。

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エアレンデル -

しかし次に紹介するのは、既知の中で最も遠くもはや信じられないほどの場所にある星である。2022年に発見されたばかりのエアレンデルと呼ばれる恒星は、地球から280億光年という圧倒的な距離にある。この星からの光が地球に届くまでには134億年という途方もない時間を要する。同星を最初に撮影したのはハッブル宇宙望遠鏡だったが、この写真はジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡によって撮影されたものである。

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エアレンデル -

エアレンデルはくじら座に位置し、初期の宇宙にぽつんと存在している。科学的にはWHL0137-LSと呼ばれるエアレンデルを研究することで、天文学者は初期の宇宙とそこに秘められた謎を解明することができるのだ。

提供元：(Universe Today) (Star Register) (BBC Science Focus) (Space.com)

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