こちらもチェック

「オールド・ソウル」であることの本当の意味

中世時代はどれほどヤバかったのだろうか？

離婚の進化：恥ずべきことから祝福すべきことへ

数日から数十年：大統領夫妻の年齢差

猫派か犬派かで性格が分かる？

ビートルの歴史の終わり

もう一度見る

ゾンビ襲来による世の終末は現実に起こり得るのか -

世の終末と言えば、ゾンビ襲来は間違いなく最悪のシナリオの一つだ。人間がゾンビウイルスに体を乗っ取られるというのが、ビデオゲームやテレビ、映画で描かれるお決まりのシチュエーションだ。もちろんこれらはフィクションであるものの、本当に現実には起きない事なのだろうかと考えずにはいられない。

あなたも興味があるだろうか。このギャラリーで、ゾンビが現実となり得るかどうかを検証しよう。

0 / 29 Fotos

ゾンビとは？ -

一般的にゾンビとは、死体から再生された生き物で、人間特有の意識や知性、自由意志を持たないものとされている。

1 / 29 Fotos

ゾンビの歴史 -

現代におけるゾンビのイメージは主に、SFやファンタジー作品から来ているだろう。しかし、古代メソポタミアの叙事詩「ギルガメシュ叙事詩」にその起源を見ることができる。そしてそれは、紀元前7世紀に遡る。

2 / 29 Fotos

生物学的な可能性 -

メディアで描かれるゾンビ感染はフィクションとされているが、現実に起きうる現象からゾンビが発生する可能性も理論的にはある。では、それは何か見てみよう。

3 / 29 Fotos

病原体 -

特定のウイルスや寄生虫が、人の認知機能に影響を与えたり、攻撃的な行動を引き起こしたりすることで、ゾンビのような症状を引き起こすことがある。

4 / 29 Fotos

シベリアのゾンビウイルス -

2022年、ヨーロッパの科学者チームがシベリアの永久凍土から取り出した48,500年前の「ゾンビ」ウイルスを発見した。ネット上は恐怖に包まれたが、このウイルスはアメーバにのみ感染し、人間にとって脅威ではない。

5 / 29 Fotos

突然変異 -

既存の病原体が突然変異し、人の行動を変える感染症を引き起こす可能性もある。

6 / 29 Fotos

神経障害 -

世の終末までは至らないだろうが、脳に影響を与える病気がゾンビのような症状を引き起こすこともある。クルとして知られる既存の脳の病気は、人類がゾンビの発生に最も近づいたものである。しかし、我々が人間の脳を食べない限り、心配する必要はない！そうやって広がっていくからだ！

7 / 29 Fotos

神経毒 -

ヘビ毒などある種の毒や化学物質が、ゾンビのような症状を引き起こす可能性がある。しかしそれが広範囲に広がることは無いだろうとされる。

8 / 29 Fotos

動物由来の病気 -

動物から人へと伝染する疾病も、広範囲にわたる病気を引き起こす可能性がある。しかしそれで、映画で見るような人間が支配される現象にはならない。

9 / 29 Fotos

心理的現象 -

集団ヒステリーや心理障害も、映画のゾンビ発生に似た現象になる可能性があるが、文字通り同じ事ではない。

10 / 29 Fotos

環境要因 -

環境変化や災害が、社会の崩壊を引き起こす可能性はある。これにより世の終末を引き起こすかもしれないが、死体が生き返る事とは無縁である。

11 / 29 Fotos

コーディセップス -

ビデオゲームのシリーズ「ラスト・オブ・アス」では、コーディセップス（CBI）という菌によってゾンビが発生する。この菌は実際に存在するが、その寄生能力は昆虫に限られる。殆どの真菌類が、人間の体温の中では生きられない。

12 / 29 Fotos

気候変動 -

環境の変化により、既存の病気が変化する可能性がある。地球が温暖化するにつれて、温度上昇に適応するウイルスや菌が人体で繁殖する可能性もあるが、科学者は人間がゾンビのようになる事は無いと考えている。

13 / 29 Fotos

生物兵器 -

理論上、ゾンビのような症状を引き起こす生物兵器を開発することは可能であるはずだ。しかしそのような兵器が存在し得る証拠はなく、憶測の域を出ない。

14 / 29 Fotos

遺伝子工学 -

遺伝子工学の進歩により、ゾンビのような特徴を持つ生物を創出することが理論上は可能だろう。倫理的な問題や国際条約により、このシナリオが現実化する事は不可能であるとされる。

15 / 29 Fotos

社会崩壊 -

これはゾンビの領域ではないが、様々な要因による社会崩壊も、ゾンビフィクションで描かれる状況と酷似しているかもしれない。実際、社会崩壊は世の終末系の文学やメディア作品においての主要テーマである。

16 / 29 Fotos

テクノロジー依存 -

テクノロジーへの過度の依存は、社会を広範囲の混乱に陥れる可能性がある。これもまた、似てはいるが人間がコントロールされる結末とはならない。

17 / 29 Fotos

サイバー脅威 -

重要なインフラに対するサイバー攻撃が社会を混乱させる可能性があるが、これによってゾンビが創出されることはない。常に前進している世界中のサイバーセキュリティシステムは、社会が不安定になる前にこのような懸念に対処する事だろう。

18 / 29 Fotos

テクノロジーによる脅威 -

暴走する人工知能や技術の誤作動も、ゾンビ発生に似た雰囲気の混乱を引き起こす可能性がある。例えば、イーロン・マスクらによる「Neuralink」のようなテック企業が脳のインプラントを開発しているが、それが完全に制御可能なものなのかは疑問を呈する他ない。

19 / 29 Fotos

資源の枯渇 -

資源争奪をめぐる紛争は、暴力的で世の終末的な雰囲気を思わせる。しかし、これもゾンビの発生とは関係がない。

20 / 29 Fotos

パンデミック -

パンデミックは実際の脅威であるが、ゾンビ作品で描かれるような死者の再生は起こらない。現代科学で病気の拡散を食い止める事が出来る為、世界的なパンデミックはそうそう無い（しかしご存じのように、決して皆無ではない）。

21 / 29 Fotos

社会崩壊 -

何らかの理由で社会構造が崩壊した場合も、暴力的な無法社会が待ち受けているだろう。その場合も、ゾンビフィクションの雰囲気と似た局面になる。

22 / 29 Fotos

軍事実験 -

軍事実験が悪用された場合、理論上ゾンビのようなものの発生もあり得ると推測できる。実際、過去には多くの軍事機関による人体実験が行われてきた。

23 / 29 Fotos

環境汚染 -

SFフィクションでよくあるテーマだが、有害な化学物質の流出、放射能漏れ、その他の環境災害により、水資源や農業が汚染される可能性はある。そして人々が有毒物質にさらされ、ゾンビのような状態になるかもしれない。

24 / 29 Fotos

向精神薬と暴力 -

向精神薬が幻覚や暴力的行動を引き起こし、無防備な人々の間に広がる可能性がある。このような現象は、一度発生してしまったら迅速に広がり、集団ヒステリアとなるかもしれない。

25 / 29 Fotos

超自然現象 -

完全に憶測でありフィクショナルな話ではあるが、超自然的または超常的な力が死者を再び生き返らせ、科学的説明を超える発生を引き起こすという理論も、あるにはある。

26 / 29 Fotos

予期せぬ結果 -

人間の行動が環境に悪影響を及ぼすことは周知の事実であり、このような世の終末に至る可能性も否定できない。人類から生じる予期せぬ結果が、まさに世界の終末を引き起こしてしまうのかもしれない。

27 / 29 Fotos

準備 -

ゾンビによる世の終末自体は起こるとは考えにくいが、このテーマをきっかけにして考えたいことはある。私たちは非常時の準備ができているのか。特に感染症や未知の病原体を原因とする緊急事態については、世界中で議論されている真っ最中だ。

出典： (National Geographic) (New York Post) (Daily Nexus) (National Center for Biotechnology Information) (Newsweek)

28 / 29 Fotos