カナダ、ニューブランズウィック州：最高の観光スポット -

カナダの沿海州の一つ、ニューブランズウィック州には、何千年にもわたって感動的な海岸線を形作ってきた世界最高の潮位と極端な水位差がある。海岸線には、海と密接に結びついた町や村が点在し、その多くは歴史ある灯台の陰にある。この地域は、どこよりも素晴らしいホエールウォッチングスポットの一つで、夏の暖かい海には、12種類もの雄大な生き物が集まる。内陸部では川、湖、滝に育まれた森と林で飾られたより素朴な山と谷の風景が訪問者を出迎える。屋外で探検した後は、セントジョン、モンクトン、州都フレデリクトンなどの都市に向かい、美術館やギャラリー、庭園や公園、温かく魅力的なアルカディア地域の雰囲気を楽しみながらゆっくり過ごそう。

では、地元の人々と出会う準備ができたら、クリックしてニューブランズウィック州の魅力を最大限に満喫しよう。

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フレデリクトン -

ニューブランズウィック州の州都フレデリクトンは、かつてはポワント・ステ・アンと呼ばれていた。1786年、国王ジョージ3世の次男フレデリックに因んでフレデリクトンと改名された。現在、フレデリクトンはニューブランズウィック州議会の本拠地であり、1882年に開館した第二帝政建築様式で建てられたこの素晴らしい建物で議会が行われている。

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ギャリソン歴史地区 -

フレデリクトンはセントジョン川沿いに位置し、1784年から1869年までイギリス軍の駐屯地があった。この地域は現在、市内で最も古い地区である駐屯地地区として知られている。7月と8月には、1日3回行われる色鮮やかで伝統的な衛兵交代式を楽しめる。

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ビーバーブルック美術館 -

フレデリクトンのギャリソン地区には、フレデリクトン地域博物館やビーバーブルック美術館もある。美術館に展示されている作品には、サルバドール・ダリ、ジョセフ・マロード・ウィリアム・ターナー、ジョシュア・レノルズ、そしてジェームズ・ティソの作品があり、ここには1876年に描かれた「ア・パッシング・ストーム(A Passing Storm)」が展示されている。

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ボイス・ファーマーズ・マーケット -

土曜日の朝にフレデリクトンを訪れるなら、ボイス・ファーマーズ・マーケットに是非立ち寄ろう。地元農業の食べ物が溢れるこのマーケットには、セントジョン川沿いやニューブランズウィック州全域から250人以上の地元の農家、食料生産者、職人が集まる。本格的でヘルシーな軽食には、アオサフレークとしても知られるサクサクの紅藻、ドゥルセを一袋買っておこう。

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ファンディ国立公園 -

ファンディ国立公園は、ニューブランズウィック州屈指の自然保護区である。松林に囲まれた広大な未開発の海岸線からなるこの公園には、年間を通じて利用できる25のハイキンコースとサイクリングコースがあり、冬季にはクロスカントリースキーが人気の娯楽となっている。

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ドブソン・トレイルを辿る -

こうしたハイキングコースの一つがドブソン・トレイルである。このコースでは、リバービューまで約60km（37マイル）歩くことができる。途中、アルマの町にある美しいラバティ滝（写真）など、自然の素晴らしさに驚かされることだろう。

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渡るべき橋 -

ドブソン・トレイルはファンディ・フットパスと繋がっている。ポイント・ウルフでは、公園内で唯一の、ラズベリー色の美しい屋根付き橋を渡ろう。

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ビッグ・サーモン川 -

ファンディ・フットパスは、セント・マーティンズ近くのファンディ湾に流れ込む浅い水路であるビッグ・サーモン川を、幅84メートル（275フィート）の狭い吊り橋で渡る。

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ホープウェル岬 -

この公園はファンディ湾に位置し、その極めて高い潮位差を誇っている。実はその差は世界一である。この湾の最も象徴的な自然の特徴は、ホープウェル・ロックスで、満潮時にガイド付きのカヤックツアーで冒険に出かけて鑑賞するのが最適だ。

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ホープウェル・ロックス -

干潮時には、フラワーポート・ロックスとも呼ばれるこの奇妙な形の海食柱を徒歩で鑑賞できる。干潟に出かける際は、潮の満ち引きの時間に注意しよう。

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ファンディ湾 -

ファンディ湾自体が、世界的に有名なホエールウォッチングのホットスポットである。ここは、この温厚な巨大クジラにとって夏の絶好の餌場であり、ザトウクジラ、ナガスクジラ、ミンククジラなど12種類のクジラの生息が記録されている。

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タイセイヨウセミクジラ -

しかし、最大の見ものは、タイセイヨウセミクジラ（写真）である。この優雅なクジラ目動物は、国際自然保護連合（IUCN）のレッドリストとして絶滅危惧種に指定されている。

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セント・アンドリュース・バイ・ザ・シー -

ファンディ湾を数日かけて探検するなら、セント・アンドリュース・バイ・ザ・シーに滞在することをお勧めする。この由緒ある街はカナダの国定史跡で、典型的な18世紀の英国植民地の集落の特徴を多く持っている。セント・アンドリュースからは、高く評価されているホエールウォッチング会社がいくつか営業しており、インフレータブル・ゾディアック・ボードから完全装備の帆船まで、さまざまな海上体験を提供している。

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キングスブリー・ガーデン -

セント・アンドリュースには、ニューブランズウィック州最高の植物園、キングスブリー・ガーデンがある。ファンディ湾の穏やかな気候の影響を受けたこの緑豊かな敷地には、テーマ別庭園として50,000本の多年草が育っている。この楽園を巡回しているのは数羽の白い孔雀で、キラキラと輝く見事な姿を頻繁に見せてくれる。

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アルゴンキン・リゾート -

セント・アンドリューズではどこに泊まろう？アルゴンキン・リゾートに優雅に泊まってみてはどうだろう？ニューブランズウィックの象徴的なこのホテルは1915年に、1889年に建てられた基礎の上に建設された。（カナダの鉄道王ウィリアム・コーネリアス・ヴァン・ホーンが建てた元のホテルは1914年に火災で焼失した）。

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ファンディ・トレイル・パークウェイ -

この地域を徒歩や船で探検する代わりに、セントジョンの北東にある、景色の素晴らしい海岸沿いのドライブコース、ファンディ・トレイル・パークウェイを車で走るのもお勧めである。途中には展望台が数多くあり、ドライバーや同乗者は海岸の壮大な景観を楽しめる。ファンディ・トレイル・パークウェイは、セント・マーティンズからアクセスできる。

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セント・マーチンズ -

趣があり、色鮮やかなセント・マーチンズの歴史は1783年に遡る。ここでは、1869年に建てられたクロンク・ハウス（写真）などの地元の特徴を堪能しながら、食事の準備ができる。セント・マーチンズは、近くの海岸沿いの洞窟群を探索する拠点としても最適である。

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ルーズベルト・カンポベッロ・インターナショナル・パーク -

1905年から1921年までフランクリン・ルーズベルトとその妻や、家族が夏の別荘として過ごしたカンポベッロ島のこの歴史的な建物は、後に第32代アメリカ合衆国大統領となる彼とは切っても切れない関係にある。1908年にフランクリンとエレノアの結婚祝いとしてフランクリンの母サラ・ルーズベルトから贈られたもので、家具の多くは家族が元々持っていたものである。観光客に人気の「エレノアのお茶」プログラムでは、スタッフがファーストレディや彼女の多くの活動や取り組みに関する逸話を語りながら、お茶とクッキーを楽しめる。

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イースト・クオディ灯台 -

ルーズベルトの夏の別荘を見学した後は、島の北端にあるイースト・クオディ灯台に向かおう。1829年に建てられたこの灯台は、東側に大きな赤い十字が描かれた木製の八角形の塔が特徴である。

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セントジョン -

1785年に設立されたセントジョンは、カナダで最も古い市制都市である。1877年の大火事でその多くが焼失したが、灰の中から蘇った建物は、今日ではカナダで最も美しいヴィクトリア朝建築物として知られている。セントジョンのダウンタウンにあるプリンセス・ストリートの、プリンス・ウィリアム・ストリートとウォーター・ストリートの間にある旧郵便局の建物の外から観光を始めよう。この地域は、時代建築が集中していることからカナダ国定史跡に指定されている。

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歴史あるセントジョン -

その他の注目すべき建物としては、シティ・マーケット、ロイヤリスト・ハウス、オールド・ナンバー1・エンジンハウスなどがある。これらのうちいくつかは現在博物館として利用されてる。

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フォート・ハウ -

フォート・ハウは、セントジョンを見下ろす丘の上に18世紀から19世紀にかけてイギリス軍が築いた要塞の跡地である。現在残っているのは、歴史と目的を強く感じさせるレプリカのブロックハウスだけだ。

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リバーシング・フォールズ・ブリッジ -

ファンディ湾に押し寄せる激しい潮流の強さは、潮が満ちると水をセントジョン川の河口に押し戻し、川の流れを逆流させるほどである。この驚くべき自然現象は、セントジョンにあるリバーシング・フォールズ・ブリッジという名にふさわしい橋から見ることができる。

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ストーンハンマー・ジオパーク -

これは、北部で唯一ユネスコに登録された世界ジオパークであるストーンハンマー・ジオパークから見た、洪水時のリバーシング・フォールズ・ブリッジ近くの激しい急流である。

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スカイウォーク・セントジョン -

スカイウォーク・セントジョンは、滝の上の崖の端から約10m（32フィート）伸びる屋上展望台で、そこからは、激しい水の流れによって生じた30m（98フィート）下の渦巻く水流を遮るものなく眺めることができる。

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マグネティック・ヒル動物園 -

モンクトンのマグネティック・ヒル動物園は、マグネティック・ヒルにちなんで名付けられた。どうやら、ブレーキを解除してニュートラルにシフトした自動車は、不思議なことに坂を上るそうだ。マグネティック・ヒル動物園では野生動物たちがあなたを出迎えてくれる。その中には珍しいモウコノウマもいる。

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グラン・マナン島 -

ファンディ湾に浮かぶグラン・マナン島。ブラックス・ハーバーからフェリーでしかアクセスできないこの島は、バードウォッチングが好きな人や鳥類学者に人気の観光地である。バードウォッチングでは、この小さな島に集まる、ニシツノメドリを含む250種類を超える鳥類を観察できる。この島の多様性は、有名な芸術家で鳥類学者のジョン・ジェームズ・オーデュボンがグラン・マナン島とその周辺の島々を訪れ、その「独特の荘厳さ」を写真に収めたほどである。

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キングズ・ランディング -

キングズ・ランディングはプリンス・ウィリアムにある、1820年から1920年までの当時の建物をそのまま残した生きた歴史博物館で、過去へタイムスリップした気分を味わえる。ニューブランズウィックの田舎の歴史を最も魅力的かつ豊かに紹介しており、あらゆる年齢層の人々が楽しめる。

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アカディアン・ヒストリック・ビレッジ -

もう一つの必見の博物館村は、リビエール・デュ・ノールのこの場所であり、1770年から1949年までのアカディア人の生活様式を再現した歴史的建造物である。アカディアは、北アメリカ北東部のヌーベルフランスの植民地だった。

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クーキボーウアック国立公園 -

ニューブランズウィック州のアケーディアン海岸に広がるクーキボーウアック国立公園は、バリアー島、砂丘、ラグーン、塩性湿地、森林からなる脆弱な生息地である。森に住む珍しいフィッシャーテンをはじめ、ボブキャット、ヘラジカ、タイリクオオカミなそ、さまざまな野生動物が生息している。

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シェディアック -

次に、近くのアカディアン地域にあるシェディアックで休息とリラックスした時間を楽しもう。この魅力的な観光地は、ロブスターの漁獲率が抜群であることから「世界のロブスターの首都」として知られている。この町では、ロブスター漁とのつながりを促進するために、毎年7月にフェスティバルも開催される。

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ケープ・エンレイジ -

ニューブランズウィックの旅の締めくくりに、ウォーターサイド近くのケープ・エンレイジでくつろぐのはいかがだろう？バーン・マーシュ島の南端には、小さな灯台が目印になっている。この島の名前は、チグネクト湾の南に広がる大きな岩礁に因んで付けられた。岩礁のせいで、岬の沖合の水流は極めて不規則で予測不能、そして魅惑的であり、それがこの岬がエンレイジ（意味：感情を激しく刺激する）と呼ばれる所以になっている。

出典: (Parks Canada) (National Ocean Service) (Bay of Fundy) (IUCN Red List) (UNESCO)

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