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ユカタン半島の驚異の数々 -

古代マヤ遺跡、真っ白な砂浜、青いカリブ海とメキシコ湾の海、そして見事な植民地時代の建築物...ユカタン半島には、これらすべてに加え、それ以上の魅力がある。中央アメリカで最も人気のある観光地の一つであるこの半島には、守られている自然保護区や海洋公園も複数あり、希少種も数多く含む素晴らしい野生生物の宝庫となっている。つまり、ユカタン半島を探検することは、メキシコで最も素晴らしい海岸沿いのリゾートや、非常に素晴らしい自然の驚異と歴史的建造物のコレクションを満喫すると言うことなのだ。さあ、そろそろ旅行を計画する時期ではないだろうか？

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トゥルム -

トゥルムはメキシコで最も多くの人が訪れる考古学地区の一つである。コロンブス以前のマヤの城壁都市の跡地で、寺院、住居、市民儀式用の建物が集まるこの驚くべき場所は、カリブ海を見下ろす崖の上にある。

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トゥルムのビーチ -

考古学的遺産であることに加え、トゥルムはビーチがある数少ないマヤ遺跡の一つとして有名である。ビーチは2つある。その名にふさわしいプラヤルイナス（遺跡ビーチ）は最も人気があり、ユカタン半島でも最高のビーチの一つである。

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トゥルムのセノーテ -

トゥルムには、地下貯水池と雨水が流れ込む美しいセノーテもある。これらの天然のジャグジーは地上または地下の洞窟内にあり、この地域には非常に魅力的なものがいくつもあるのだ。

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メリダ -

メリダはユカタン州の州都で、ユカタン州の文化の中心地にある、賑やかで明るく、色彩豊かな街である。メリダはスペインとメキシコの文化が融合した魅力的な街で、植民地時代の歴史は1542年の創設まで遡る。主な名所には、大聖堂、市庁舎（写真）、壮麗なカントン宮殿などがある。

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マヤ世界大博物館 -

ユカタン旅行中に博物館を一つだけ訪れるなら、メリダのマヤ世界大博物館がおすすめだ。この世界クラスの施設では、1,100点を超える非常に保存状態の良い遺跡でマヤ文化を紹介している。

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カンクン -

多くの旅行者にとって、ユカタン半島といえばカンクンである。この活気あるリゾート地は、地元の人々と外国人観光客の両方にとってすべてが揃っているバケーションの中心地として長い間高い評価を得てきた。カンクンのビーチはリゾートの沿って全長に伸びており、ホテルゾーン内と市境のすぐ外側にマヤ遺跡が点在している。

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イスラ・ムヘーレス島 -

カンクンからわずか8マイル（13km）沖合に位置する「女性たちの島」として知られるイスラ・ムヘーレス島。この至福の太陽が降り注ぐ目的地は、混雑していないバケーション環境を求める人にとって、より静かな選択肢となっている。

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水中美術館 -

イスラ・ムへーレスの文化は、海面下のMUSA（水中美術館）にまで広がっている。この素晴らしいアトラクションでは、国内外のアーティストによる彫刻作品500点が、地下ギャラリーに複数展示されている。常設展示のテーマは保全で、スキューバーダイバーたちに別のダイビングスポットを提供することにより、近くのサンゴ礁を保護することを目的としている。

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イスラブランカ島 -

カンクンからすぐのところにあるもう一つの島、イスラブランカ島は、片側にターコイズブルーのカリブ海、もう一方に煌めくチャクモチュクラグーナがある細長い島である。母なる自然と孤独がお好きなら、ここはまさにうってつけのスポットである。

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プラヤ・デル・カルメン -

カンクンの賑やかな観光地の代わりとなるもう一つの場所がプラヤ・デル・カルメンである。有名なリビエラ・マヤに位置するこのリゾート都市は、白い砂浜、青いターコイズブルーの海、眩いばかりのサンゴ礁、そして周囲の熱帯雨林で知られている。

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コスメル島 -

プラヤ・デル・カルメンはカリブ海に浮かぶ美しい島、コスメル島への便利な出発点である。フェリーが本土とこの美しい島を結んでいる。この島は、1,000種類を超える海洋生物が生息する多様なサンゴ礁の生態系に囲まれており、ウォータースポーツ愛好家に人気がある。

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バリャドリード -

バリャドリードで是非時間を過ごしてみよう。この街は「文化の豊かさ、歴史的重要性、料理、芸術工芸、素晴らしいもてなし」により「プエブロス・マヒコス（魅惑的な町）」に指定されている。必見スポットには、サン・セルバシオ大聖堂やサン・ベルナルディーノ・デ・シエナ修道院などもある。

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セノーテ・スイトゥン -

バリャドリードを訪れるもう一つの理由は、メキシコで最もインスタグラムに投稿されているセノーテの一つであるセノーテ・スイトゥンに近いことである。この写真からは分からないかも知れないが、スイトゥンは混雑していることが多いので、早めに到着することをおすすめする。

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イサマル -

魅力的な街イサマルもプエブロス・マヒコスの称号を授与されている。いわゆる「黄色い街」は実は小さな植民地の街で、マヤ人がここで太陽神を崇拝していたため、この色に染まっていると言われている。そして、それは正しいのかもしれない。近くには、マヤの太陽神キニチ・カク・ムーを称えて建てられたピラミッドがある。

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バカラル・ラグーン -

もう少し離れた場所を探しているなら、バカラル・ラグーンに向かおう。ベリーズとの国境に近いユカタン半島の東部に位置するこの魅力的な自然の驚異は、その印象的な青い色と水の透明度で有名である。

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ホルボックス島 -

半島の北岸にはホルボックス島がある。ここも観光産業が確立されていないため、本当にのんびりと過ごすのに最適な場所である。ここの道路は砂で削られており、交通手段は自転車かゴルフカートだけである。なんと、フラミンゴ、ペリカン、その他の豊かな鳥類の数は車の台数をはるかに上回っている。

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ラス・コロラダス -

ユカタン半島の北東端にあるラス・コロラダスには、見事なピンク色の湖が連なっている。バラ色の色合いは、プランクトン、塩水、エビ、藻類などの赤やピンク色の海洋生物が水面に反射して生じる。ここでは海塩の採取が行われており、厳重に管理されている。湖はリア・ラガルトス生物圏保護区の一部であり、保護された環境で、さまざまなエキゾチックで美しい動物が生息している。

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イキル考古学公園 -

ピステの町の近くの半島の中央で沈んでいる場所は、おそらくこの地域で最も有名なセノーテ・イキルである。イキル考古学公園の一部を形成するこの陥没穴は、マヤ族にとって神聖な場所と考えられており、雨の神チャクへ捧げる人間の生贄の場所として使われていた。現在は泳ぐことができる。

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チチェン・イツァ -

イキルは、ユカタン半島のマヤ遺跡の中で最大かつ最も印象的なチチェン・イツァの近くにある。ここは、エス・カルティージョ、つまりククルカン（マヤ神話の至高神、創造神）大神殿を鑑賞できる場所である。紀元12世紀に完成したこの遺跡は、地球上で最も写真に取られている史跡の一つであり、ユネスコの世界遺産にふさわしいものだ。

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ウシュマル遺跡 -

同様に印象的で、ユネスコ世界遺産にも登録されているのが、ウシュマル遺跡である。この地域の支配的な建築様式を最もよく表すマヤの都市の一つとされるウシュマルは、その壮大さにただただ圧倒される。

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ウシュマル -

ウシュマルは西暦700年に形成された。景観を決定付けている象徴的な魔術師のピラミッドの他、複合施設を構成する他の建物には、コロンブス以前のメソアメリカで最も長い門構えを持つ総督の邸宅がある。

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コバー遺跡 -

他には、キンタナロー州のコバー遺跡には、半島で最も高いピラミッド、ノホック・ムルの建造物群の一部であるイシュモハがある。このマヤの土木工学の偉業は高さ137フィート（42m）にも及び、ユネスコ世界遺産のピラミッドとは異なり、登ることができ、登った人は周囲のジャングルの壮大な景色を楽しむことができる。

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コフンリッチ -

キンタナロー州のコフンリッチは、少し不気味な仮面の神殿を眺めるのに最適な場所である。これは古典期初期のピラミッドで、中央の階段の両側には巨大な人間のような化粧しっくいの仮面が並んでいる。これらの石のような顔をした仮面は、西暦500年にまで遡る。

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カラクムル -

本当の孤独の中でマヤ文化を体験したい人は、ジャングルを抜けて、グアテマラとの国境に近いユカタン半島の奥地にあるカラクムルまで旅してみよう。カラクムルはユネスコによって世界遺産にも指定されている。中央に立つのは、緑の海に浮かんでいるように見える、必見スポットだが、ちょっと退屈な名前である「Temple 1 (寺院1)」（写真）である。

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シアン・カアン生物圏保護区 -

ユカタン半島はメキシコ屈指のリゾート地として名声を博しているが、この地域はエコツーリズム（地域ぐるみで自然環境や歴史文化などを観光客に伝え、理解されることによって保全につながること）の実績にも同様に誇りを持っている。その好例が、ユネスコ世界遺産のシアン・カアン生物圏保護区である。

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希少で貴重な環境 -

シアン・カアン生物圏保護区は、メキシコのカリブ海沿岸で最大の保護区で、沿岸湿地や煌めくラグーンを含んでいる。その美しさで知られるこの保護区には、希少種や絶滅危惧種を含む、豊富な動植物が生息している。生息する動物の中には、国際自然保護連合（IUCN）のレッドリストに掲載されるほど希少な、美しいユカタンクロホエザルもいる。

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カンムリカラカラ -

幸いなことに、シアン・カアンの野生生物の全てがそれほど珍しいわけではない。例えば、メキシコワシとしても知られるカンムリカラカラは、広く分布しており、保護区の象徴となっている。

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コントイ島国立公園 -

ヤシの木々が敷き詰められたコントイ島国立公園は、鉛筆のように細いコントイ島にある。ここには観光インフラはなく、1961年以来メキシコ政府によって保護されている。

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メソアメリカン・バリア・リーフ -

コントイ島はカンクンから日帰り旅行に最適だが、一度に島に入ることができるのは最大200人までである。公園の境界内にあるメソアメリカン・バリア・リーフは、アカウミガメ、アオウミガメ、オサガメ、タイマイ（写真）など、豊富な海洋生物の安息の地である。

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リア・セレストゥン生物圏保護区 -

フラミンゴがお好きなら、ユネスコ世界遺産が保護するリア・セレストゥン生物圏保護区がきっとお気に召すだろう。この場所はユカタン半島北西部に位置しており、優雅な鳥たちは一年中ここに集まるが、最も多いのは11月から3月中旬である。