肥満率は全世界で増加の一途をたどっている。これは今に始まった傾向ではないが、過去数十年の間にこの問題がどれほど悪化したかは気になるところだ。砂糖や加工食品の過剰摂取や、伝統的な食生活からかけ離れた食生活への変化は、慢性的な症状を引き起こし、世界各国の平均寿命を縮めている。
世界で最も肥満率の高い国トップ10には驚くかもしれない。日本はリストに入っているだろうか?このギャラリーを確認して調べてみよう。
ウェストラインのや体形は、単に見た目の美しさの問題ではない。各国政府は国民の体重を記録しており、これは肥満の割合を示す指標となっている。
太りすぎは、遺伝的条件や栄養の偏り、あるいは文化的要因によって引き起こされることが多い。
肥満は、脳卒中、心臓病、糖尿病、ある種の癌など、様々な疾患に関連している。
肥満に関する調査によると、肥満は世界で予防可能な死亡原因の第1位でもある。にもかかわらず、肥満率は上昇し続けている。
1997年以来、世界保健機関(WHO)は肥満が世界で蔓延しているとみなしている。写真は中国の減量キャンプの様子。
世界では、人口の40%近くが太り過ぎとされ、約15%が肥満とされている。
ボディマス指数(BMI)は完璧な測定値とは言い難いが、身長に比例した体重を把握する基準として、世界の多くの場所で使用されている。
世界中の地域が肥満率を抑制しようと、さまざまなキャンペーンを展開している。アメリカの栄養キャンペーンからUAEの金塊獲得コンテストまで、あらゆる種類のものがある。写真はアラブ首長国連邦のコンテスト優勝者で、1キログラム減量するごとに1グラムの金を獲得した。
2型糖尿病は、体重に関する健康問題に取り組む人々にとって、世界的に大きな懸念事項となっている。
世界で最も肥満の多い国を見るとき、私たちはBMIをを重要な指標として用いる。最も成人の肥満率が高い国はどこか予想しながら見てみよう。
世界栄養報告書によると、バハマは世界的な栄養目標を達成できていないという。糖尿病は人口の15%以上が罹患している。
バハマでは人口の48%近くが肥満である。特に女性と女児に多く、そのうち55%以上が肥満と報告されている。
フランス領ポリネシアは、世界で最も肥満率の高い国の第9位となっている。世界保健機関(WHO)によれば、成人の80%以上が太りすぎだという。
肥満に関しては、人口の48%以上が肥満であると言われている。同国では2010年から2020年の間だけでも肥満率が10%急増した。
人口は約20万人しかいない小さな島国ではあるが、世界で最も肥満率の高い国の第8位となっている。
エール大学公衆衛生大学院によると、サモアの子供たちは糖尿病になるリスクが高い。人口の約62%が肥満とされている。
世界で7番目に肥満率の高い国はツバルである。死因のトップは、年齢・性別を問わず糖尿病と心臓病である。
ツバルの平均寿命が64歳と低いのは、国民の64%近くが肥満であると報告されているように、国民の太りすぎが主な原因である。
太平洋の島国ニウエは、世界で6番目に肥満率の高い国である。これは主に、脂肪分とナトリウムの多い輸入加工食品に依存しているためである。
島の人口は2,000人弱だが、国民の約67%が肥満だと言われている。
クック諸島の肥満率は世界で5番目に高い。国民の68%が肥満に苦しんでいる。
南太平洋の15の島々からなるこの国は、子どもの肥満率が世界で最も高い国のひとつであり、子どもの30%が肥満と考えられている。
トケラウの肥満率は世界で4番目に高く、人口の69%が肥満であると報告されている。多くの島国がそうであるように、環境要因から、輸入食品への依存度が高く、それが国民の栄養状態に大きな影響を与えている。
人口約2,600人のこの国は、肥満に関連する脳血管疾患や心血管疾患の増加に苦慮している。
ナウルの肥満率はなんと70%だ。データによると、ミクロネシアのこの小さな島では、女性の71%、男性の70%が肥満であり、世界で3番目に肥満率の高い国となっている。
人口は12,000人弱で、平均体重は200ポンド(100kg)である。ナウル人の食生活は、植民地時代の貿易関係から突然変化し、加工食品を多く摂取するようになった。
世界で2番目に肥満の多い国はトンガである。国民の約70%が肥満で、男性の61%、女性の79%が肥満と報告されている。
人口の約40%が2型糖尿病を患っている。島の伝統的な食生活は魚と根菜類が中心だが、輸入食品への依存度が高くなったことが、島民の健康に大きな影響を与えている。
南太平洋のアメリカ領サモアは、世界で最も肥満率の高い国である。人口の76%近くが肥満だと言われており、女性の80%強、男性の70%が肥満とされている。
このリストには太平洋諸島の国々が多く含まれていることにお気づきだろう。BBCのレポートによれば、太平洋諸島の人々は長い間食料を手に入れることができないこともあったため、脂肪を溜め込みやすい体質になっているという。
出典: (Global Nutrition Report) (World Health Organization) (National Institutes of Health) (Refworld) (UNICEF) (BBC) (World Population Review)
ヘビー級:最も肥満率の高い国々
日本はこのリストに入っている?
健康 肥満
肥満率は全世界で増加の一途をたどっている。これは今に始まった傾向ではないが、過去数十年の間にこの問題がどれほど悪化したかは気になるところだ。砂糖や加工食品の過剰摂取や、伝統的な食生活からかけ離れた食生活への変化は、慢性的な症状を引き起こし、世界各国の平均寿命を縮めている。世界で最も肥満率の高い国トップ10には驚くかもしれない。日本はリストに入っているだろうか?このギャラリーを確認して調べてみよう。