米軍は現在、世界のすべての大陸の約170の地域に米兵を駐留させている。実際のところ、国防総省は世界中で4,790を超える軍事施設を管理している。その中で、最も多く現役軍人を駐留させている国はどこだろうか?このギャラリーでは、国防人材データセンターによる、米国以外で米軍人が駐留している上位10か国を、各国の主な米軍基地の例とともにリストアップしている。
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現在海外在留している約17万人の現役米軍兵士のうち、55,000人が日本に駐留している。これは米国以外の国では最多の人数である。在日米軍の司令部は、東京中心部から西に約19マイル(30km)の横田基地にある。
キャンプ座間は、座間市と相模原市に位置するアメリカ陸軍基地であり、在日米陸軍の司令部として機能している。
横須賀米海軍本部は、在日米軍第7艦隊の兵站、レクリエーション、管理支援、サービスのための基地施設を運営している。
海外に駐留する現役米軍兵士の数で2番目に多い国はドイツである。約35,000人の米軍人がここに駐留している。ラムシュタイン空軍基地は、在欧アメリカ空軍・アメリカ空軍アフリカ(USAFE-AFAFRICA)とNATO連合軍航空司令部(AIRCOM)の本部として機能している。
ヴィースバーデンにあるルシアス・D・クレイ兵舎米軍施設は、アメリカ欧州・アフリカ陸軍(USAREUR-AF)の本部である。また、米軍第2戦域通信旅団、第66軍事情報旅団の本拠地でもある。
アメリカ・アフリカ軍事司令部の本部は、シュトゥットガルト=メーリンゲンにあるアメリカ陸軍シュトゥットガルト駐屯地の一部であるケリー兵舎にある。この都市には、アメリア欧州軍(EUCOM)の本部も置かれている。
韓国は現在、国内に24,000人の現役米軍兵士を駐留させており、海外に駐留する米軍兵士の数で3番目に多い国となっている。韓国に駐留する米軍部隊のすべてを指揮する第8軍は、平沢市(ピョンテク)のハンフリーズ基地に本部を置いている。
同じく平沢市にある鳥山(オサン)空軍基地は、太平洋空軍第7空軍第51戦闘航空団の司令部が置かれている。
在韓米海軍は釜山(プサン)市南区の釜山海軍基地内に所在する。ここには米海軍のニミッツ級航空母艦も駐留している。
12,000人の現役米軍兵士がイタリアに駐留しており、これは海外に駐留する米軍兵士の人数としては4番目に多い。ヴィチェンツァ近郊の軍事施設、カセルマ・エデルレには、アメリカ・アフリカ陸軍と第173空挺旅団の司令部がある。
ヴィチェンツァにはカセルマ・デル・ディンもあり、ここにはアメリカ・アフリカ陸軍の一部である第173空挺旅団戦闘団の本部がある。
ピサ近郊に位置する米軍複合施設であるダービー軍事コミュニティには、第405陸軍野戦支援大隊(アフリカ)、第839輸送大隊、および第731軍需中隊が拠点を置いている。
アメリカ空軍(USAF)は1942年以来、英国に駐留している。現在、10,000人を超える米軍人が英国に駐留しており、英国は米軍が駐留する領土としては4番目に大きい地域となっている。サフォークにあるRAFレイクンヒースは、最も重要な米空軍基地である。なんとレイクンヒースは現在、USAFの部隊と軍人のみを受け入れている。
同じくサフォークにあるイギリス空軍ミルデンホール基地は、主にアメリカ空軍の作戦を支援しており、現在は第100空中給油航空団の本拠地となっている。
グロスタシャーにあるイギリス空軍フェアフォード空軍基地は、アメリカ空軍のヨーロッパ唯一の重爆撃用飛行場であり、定期的に爆撃任務部隊(BTF)の作戦を支援している。フェアフォード空軍基地には、第99遠征偵察飛行隊のロッキードU-2S「ドラゴン・レディ」派遣隊も駐留している。
グアムは西太平洋にある米国の領土である。戦略的に極めて重要なこの島には、1944年に設立されたアンダーセン空軍基地がある。グアムには6,500人の米軍人が駐留しており。米国本土以外では5番目に大きな派遣団である。
アンダーセン基地は、米軍の4つの空軍爆撃前方作戦基地のうちの一つがあり、西太平洋で唯一、米軍の銃戦略爆撃機を常時運用できる基地である。これらの爆撃機には、B-1B、B-2、B-52航空機が含まれる。
太平洋で最も優れた天然港の一つである深水港アプラ港には、オロテ半島を占めるグアム海軍基地がある。この基地には、第15潜水艦隊司令官、グラム沿岸警備隊セクター、海軍特殊戦ユニット1が拠点を置いている。
現役米軍人を受け入れている国トップ10のリストで7位はバーレーンで、このペルシャ湾の王国には3,500人の兵士が駐留している。活動の中心はバーレーン海軍支援活動部隊(NSAバーレーン)である。
NSAバーレーン(バーレーン海軍支援施設)は、米国海軍中央司令部の本拠地である。その管轄地域には、紅海、オマーン湾、ペルシャ湾、アラビア海が含まれており、米国第5艦隊で構成されている。
NSAバーレーンは、アフガニスタン戦争中の不朽の自由作戦を支援する海軍および海兵隊活動のための地域における主要基地として機能した。
米国とスペインは安全保障上の利益を共有している。そのため、3,300人の米軍人がスペインに駐留しており、これは海外駐留軍の中で5番目に多い人数である。セビリア近郊のモロン空軍基地には、アフリカ危機対応目的海兵空地任務部隊が置かれている。
モロンには、C-17(写真)を含む、第496航空基地飛行隊の米空軍航空機最大40機を収容できる。
カディスのロタ海軍基地はスペイン最大の米軍基地で、米海軍と米海兵隊の隊員が駐留している。ロタには、小規模な米陸軍と米空軍の派遣部隊も駐留している。
海外に駐留する米軍現役兵委員の数が世界で9番目に多い国はトルコで、その数は1,700人で、その大半はアダナのインジルリク空軍基地に駐留している。イズミルにも米空軍基地がある。
インジルリク基地の主な利用者はアメリカ空軍とトルコ空軍である、基地に駐留する主なアメリカ軍部隊はアメリカ空軍第39航空基地航空団(39ABW)である。
インジルリク基地から運用されている米軍航空機には、B-1Bランサーや「タンク・キラー」としても知られるA-10サンダーボルトⅡ戦闘機(写真)などがある。
10位はノルウェーで、現在1,400人の現役米軍人が駐留している。ロシアのウクライナ侵攻を受けて欧州大陸の安全保障状況が悪化していることを考えると、この数字は今後さらに上昇する可能性が高い。1952年以来、米空軍はノルウェーで小規模だが重要な存在を維持しており、第426空軍基地飛行隊がスタヴァンゲル空軍基地を拠点に活動している。
ノルウェー政府の承認を待って、ノルウェーと米国は防衛協力協定を拡大し、新たな合意地域を含める予定である。ノルウェー北部では、アンドーヤとバルドゥフォスの両空軍基地、セテルモエン駐屯地、エヴェネスの山岳地帯が含まれる。写真は、2024年3月8日、北極圏のアルタで行われたノルディック・レスポンス24軍事演習に参加する第10海兵連隊第2大隊の米兵たちだ。
フィンランドとスウェーデンがNATOに加盟したことで、ロシアのプーチン大統領が核の脅威を強めていることを受けて北欧諸国が警戒を強める中、北欧地域での国境を超えた軍事協力はより合理化されている。
出典: (Defense Manpower Data Center) (Visual Capitalist) (USAFacts) (Statista) (U.S. Army Europe and Africa) (U.S. Air Force) (The Barents Observer) (High North News)
米軍は世界のどこに駐留しているのか?
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米軍は現在、世界のすべての大陸の約170の地域に米兵を駐留させている。実際のところ、国防総省は世界中で4,790を超える軍事施設を管理している。その中で、最も多く現役軍人を駐留させている国はどこだろうか?このギャラリーでは、国防人材データセンターによる、米国以外で米軍人が駐留している上位10か国を、各国の主な米軍基地の例とともにリストアップしている。
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