歴代アメリカ大統領の好物 -

大統領はホワイトハウスでの滞在中、自分のあらゆるニーズに応えさせるために多くのスタッフを抱えている。そして、彼らは国内随一の特別で高級なディナーを楽しむ一方で、日常的な食事の好みはそれぞれ異なる。リスのシチューからチーズバーガーのピザまで、アメリカの大統領は本当にユニークな食の好みを持つことは間違いない。では、誰が何を好んでいたのだろうか？

このギャラリーで、各アメリカ大統領のお気に入りの食べ物を見てみよう。

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ジョージ・ワシントン（1732年～1799年） -

初代大統領は、蜂蜜をかけたホーケーキが大好きだった。これはネイティブアメリカンのレシピに由来し、アメリカの朝食の定番の初期バージョンである。

ホーケーキ：アメリカ南部の伝統的なコーンミールのパンケーキを指す

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ジョン・アダムス（1735年～1826年） -

マサチューセッツ州出身のアダムズは、ニューイングランドの伝統料理であるボイルドディナーが好きだった。この料理は、コーンビーフとキャベツ、さらに根菜が入ったものである。

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トーマス・ジェファーソン（1743年～1826年） -

ジェファーソンはヨーロッパ旅行中にマカロニを発見し、アメリカでその食べ物を広めたことで知られている。

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ジェームズ・マディソン (1751年〜1836年) -

ファーストレディのドリー・マディソンはホワイトハウスにいた頃、アイスクリームを普及させ、大統領はその愛好者の一人であった。

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ジェームズ・モンロー（1758年～1831年） -

第5代大統領はバージニア州で生まれ、南部料理を食べて育った。彼の好物はスプーンブレッドで、これはコーンミールを使ったプディングの一種である。

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ジョン・クィンシー・アダムズ（1767年〜1848年) -

アダムズは当時としては珍しく、新鮮な果物を好んでいたことで知られている。

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アンドリュー・ジャクソン (1767年〜1845年) -

ジャクソンの好物はレザー・ブリッチズで、これはベーコンと一緒に調理したインゲン豆の南部料理である。

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マーティン・ヴァン・ビューレン (1782年〜1862年) -

牡蠣は1800年代に人気のあった南部料理で、ヴァン・ビューレンの好物でもあった。

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ウィリアム・ハリソン (1773年〜1841年) -

第9代大統領はリスのシチューが好きで、リスは当時さまざまな料理で使用された一般的なタンパク源であった。

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ジョン・タイラー (1790年〜1862年) -

タイラーは甘いものが好きで、プディングは彼の好物のデザートの一つであった。

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ジェームズ・ポーク(1795年〜1849年) -

ノースカロライナ州で生まれたポークは、コーンブレッドを食べて育ち、ホワイトハウスにいる間も主食となった。

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ザカリー・テイラー (1784年〜1850年) -

カラス・トゥー・ショーは、クレオール語で「熱いライスケーキ」を意味し、テイラーの好物であった。これはニューオーリンズの伝統で、炊いた米、小麦粉、砂糖、スパイスを混ぜて揚げたフリッターである。

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ミラード・フィルモア (1800年〜1874年) -

第13代大統領は、ボリュームのある料理が好きで、ビーフシチュー、モックタートルスープ、マカロニとハム、ハト、ラードを使ったスイートブレッドなどを好んでいた。

モックタートルスープ：アオウミガメのスープを模倣して18世紀半ばに作られた英国のスープ

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フランクリン・ピアース (1804年〜1869年) -

ニューイングランドのルーツを反映して、ピアースの好物にはフライドクラム、クラムチャウダー、アップルパイが含まれていた。

フライドクラム：あさりやハマグリを衣をつけて揚げた料理

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ジェームズ・ブキャナン (1791年〜1868年) -

ブキャナンは上質な料理を好み、アメリカに新しく上陸したフランス料理も楽しんでいた。しかし、キャベツも彼の好物の一つであった。

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エイブラハム・リンカーン (1809年〜1865年) -

リンカーンの好物の中にはジンジャーブレッドクッキーがあり、彼はベーコンやホーケーキも好んでいた。

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アンドリュー・ジョンソン (1808年〜1875年) -

ホッピン・ジョンは、米、豚肉、ブラックアイドピー（黒目豆）を使った南部の人気料理で、ジョンソンの好物の一つでもあった。

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ユリシーズ・グラント (1822年〜1885年) -

甘いものに目がないグラントは、ライスプディングが大好きで、その情熱を「マニア」と表現する人もいた。

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ラザフォード・ヘイズ (1822年〜1893年) -

オハイオ州で生まれたヘイズの好物はコーンミールパンケーキであり、彼は妻のルーシーにこの料理をよくリクエストしていた。

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ジェームズ・ガーフィールド (1831年〜1881年) -

リスのスープが好きだったガーフィールドは、リスを好物の一つとしていた二人目の大統領である。

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チェスター・A・アーサー (1829年〜1886年) -

マトンチョップが好きだったアーサーは、自身の見た目のイメージと同じ名前の料理を好んで食べていた。

※「マトンチョップ」というのは、羊肉の切り身を指し、アーサーのひげのスタイルも「マトンチョップ」と呼ばれていた

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グロバー・クリーブランド (1837年〜1908年) -

ピクルスされたニシンが好きだったクリーブランドは、ある友人に「フランスの料理の代わりに、ピクルスされたニシンとスイスチーズ、それにチョップが食べたい」と語ったことがある。

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ベンジャミン・ハリソン (1833年〜1901年) -

ハリソンはオハイオ州とインディアナ州で生まれ、アメリカの主要なコーン生産地域の中心に位置していたため、彼の好物に影響を与えた。彼はコーンマフィン、煮込みトウモロコシ、コーンフリッターなどの料理でそれを楽しんでいたと考えられる。

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ウィリアム・マッキンリー (1843年〜1901年) -

あまり知られていない第25代大統領だが、彼と妻は「質素な食事を大いに好んでいた」と書かれている。

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セオドア・ルーズベルト (1858年〜1919年) -

アウトドアや狩猟が好きだったルーズベルトは、野生の獣のステーキを楽しむ冒険心旺盛な食通であった。

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ウィリアム・タフト (1857年〜1930年) -

歴史上最も体重の重いアメリカ大統領として知られるタフトは、定番の食事を好み、ステーキとポテトを愛していた。

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ウッドロウ・ウィルソン (1856年〜1924年) -

ウィルソンは質素な食事を好み、よくリクエストしていた料理は、刻んだ鶏肉、マヨネーズ、さいの目に切った野菜を使ったチキンサラダであった。

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ウォレン・ハーディング (1865年〜1923年) -

第29代大統領の一番の好物はチキンポットパイであり、これは彼のミッドウェスタンのルーツを反映したコンフォートフード（食べることで気分が向上するもの）である。

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カルビン・クーリッジ (1872年〜1933年) -

クーリッジ大統領夫人が作るチキンチョップスーイー、チキンチャーメン（炒麺）などの鶏肉と野菜を炒めた中華風料理、そして豚肉入りのアップルパイは、大統領の好きなレシピの一つであった。

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ハーバート・フーヴァー (1874年〜1964年) -

フーヴァーの好物は、マシュマロをのせたサツマイモであり、今でも感謝祭の食卓で見かけることができる。

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フランクリン・ルーズベルト (1882年〜1945年) -

ルーズベルトのホワイトハウスの家政婦であるヘンリエッタ・ネスビットによれば、彼はグリルチーズサンドイッチ、スクランブルエッグ、フィッシュチャウダー、ホットドッグ、そしてフルーツケーキが大好きだった。

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ハリー・S・トルーマン (1884年〜1972年) -

トルーマンの好物の一つはステーキで、彼はウェルダンで調理されたものを好んでいた。

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ドワイト・D・アイゼンハワー (1890年〜1969年) -

アイゼンハワーは料理が好きだったが、ファーストレディが作るミリオンダラーファッジ、チョコレート、マシュマロ、ナッツを使ったお菓子を気に入っていた。

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ジョン・F・ケネディ (1917年〜1963年) -

真のニューイングランド地方出身の人物である彼は海産物を好んでおり、彼の好物はクリーミーなクラムチャウダーであった。

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リンドン・ジョンソン (1908年〜1973年) -

メキシコ料理、コーンブレッド、コーングリッツに加えて、テキサス出身のジョンソンはボリューム満点のチキンフライドステーキを愛していた。

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リチャード・ニクソン (1913年〜1994年) -

ニクソンの好物は、いつ食べていても驚かれるものであった。彼の珍しい好物はカッテージチーズとケチャップで、朝食に楽しんでいた。

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ジェラルド・R・フォード (1913年〜2006年) -

第38代大統領はクラシックなポットローストを楽しみ、その後バターペカンアイスクリーム（バター風味のアイスクリームにペカンナッツが混ざったもの）を食べていた。

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ジミー・カーター (1924年〜 ) -

ジョージア州出身のカーターの好物が、バターとチーズをたっぷり混ぜるのが特徴であるグリッツであるのも驚くべきことではない。

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ロナルド・レーガン (1911年〜2004年) -

第40代大統領のレーガンは、ゼリービーンズを愛していることでよく知られていた。ある時、彼はキャピトル（議会議事堂）やホワイトハウス、その他の連邦政府の建物に毎月30万個以上のゼリービーンズを置くように指示したと言われている。

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ジョージ・H・W・ブッシュ (1924年〜2018年) -

ジョージ・H・W・ブッシュの好物のおやつは、タバスコをかけたポークラインズで、彼はこれをよく食べていることで知られていた。

ポークライン：「ポーク・スクラッチング」とも呼ばれる豚の皮を揚げたスナック

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ビル・クリントン (1946年〜 ) -

ビル・クリントンの好物には、かつてチーズバーガーやチキンエンチラーダが含まれていた。しかし、健康上の懸念から、彼は厳格なヴィーガンになった。現在、クリントンは主に植物ベースの食事をしており、時々魚を取り入れている。

チキンエンチラーダ：鶏肉を詰めたトルティーヤを巻き、チリソースやチーズをかけて焼いたメキシコ料理

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ジョージ・W. ブッシュ (1946年〜 ) -

ブッシュが退任した後、彼の元ホワイトハウスシェフであるクリステタ・コマーフォードは、ブッシュがチーズバーガーのピザを好んでいたと報道陣に語った。このピザは、マルゲリータピザの上にチーズバーガーの具材が載せられたものである。

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バラク・オバマ (1961年〜) -

『サインフェルド: ヴィンテージカーでコーヒーを』のエピソードで、元大統領はジェリー・サインフェルドにナチョスが自分の最大の悪癖の一つだと語った。オバマは「食べるのを止めなければならないと思っている食べ物の一つだ」と言った。

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ドナルド・トランプ (1946年〜 ) -

ホワイトハウスでファストフードを出したり、自家用機にデリバリーしてもらったりと、トランプはバーガーキングやマクドナルドがお気に入りのひとつだと語っている。

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ジョー・バイデン (1942年〜 ) -

全米各地のアイスクリームショップに出没するバイデンがアイスクリーム好きなのは周知の事実だ。「私の名前はジョー・バイデン、アイスクリームが大好きだ」と、副大統領時代の2016年にジェニーズ・スプレンディッド・アイスクリームで語った。

出典: (Business Insider) (Mashed) 

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