あまり知られていないギリシャの素晴らしい島々 -

ギリシャの島での休暇を考える時、ロドス島、クレタ島、コルフ島、サントリーニ島などの場所が必ず思い浮かぶ。しかし、ギリシャの海には6000以上の島が点在していることをご存知だろうか?そのうち人が住んでいるのは227島だけだ！では、自然の美しさ、歴史的背景、観光地としての魅力の点で同じくらい魅力的で、あまり知られていない島を選んでみてはいかがだろうか?

もうすでに地図に目を通しているかもしれないが、クリックしてあまり知られていないギリシャの島の数々を見てから次の旅の目的地を決めよう。

© Shutterstock

サモトラキ島、北エーゲ海 -

孤立したサモトラキ島の文化的名所は、有名な「偉大なる神々の聖域」である。現在パリのルーブル美術館に展示されている、女神ニケを象徴する「サモトラケのニケ」像は、この島で作られたものである。

© Shutterstock

レムノス島、北エーゲ海 -

ギリシャの観光客に人気のレムノス島は、勤勉な住民が多い大きな島である。首都のミリナは漁港として機能している。13世紀の堂々としたベネチア様式の城が町を見下ろし、そこから本土のアトス山を眺めることができる。

© Shutterstock

イカリア島、北エーゲ海 -

ギリシャ神話のダイダロスの息子であるイカロスの故郷であるイカリア島は、ギリシャ内戦（1946-1949年）余波で何千人もの共産主義者の流刑地となった。地元の人々の中には、今でものこの島を「レッドロック」と呼ぶ人もいる。

© Shutterstock

アモウリアニ島、北エーゲ海 -

アモウリアニ島も地元の人々に人気の島である。アモウリアニ島に滞在する理由の一つは、男性のみの秘密の修道士の共和国があるアトス山に近いことだ。アトス山への船旅は手配できるが、ユネスコによって保護されているこの聖地への上陸は禁止されている。

© Shutterstock

メガニシ島、イオニア諸島 -

メガニシ島は、よく知られている近隣のリフカダ島に比べて見過ごされがちである。しかし、メガニシ島に滞在すれば、徒歩またはボートで数多くの隠れた入江を探索できる。リモナリ入江とその金色の砂の曲線は、インスタ映えスポットとして人気である。

© Shutterstock

キティラ島、イオニア諸島 -

キティラ島はイオニア諸島の最南端にあり、ペロポネソス半島の南島端の反対側に位置している。キティラ島には美しいビーチが数多くあるが、内陸部は深い渓谷と流れ落ちる滝のワンダーランドである。この地をあらゆる角度から眺めるには、中心街であるホラを見下ろす丘の頂上にある城へ向かおう。

© Shutterstock

アンティパロス島、キクラデス諸島 -

アンティパロスは、より大きくて人気のあるパロスの反対側に位置している。しかし、アンティパロスは遥かに静かで、リラックスして寛ぐのに最適な場所である。この島の目玉は、中央にある大きな洞窟である。イギリスの詩人バイロン卿はこの地下の驚異を訪れた人の一人である。彼は岩壁に自分の名前を大胆に刻んだ。

© Shutterstock

キトノス島、キクラデス諸島 -

キトノス島はアテネから近い距離にあるため、この絵画のように美しい島を訪れるのに8月は最適な時期ではない。人混みを避けるため、シーズン外に訪れることをお勧めする。ビーチはほとんど空いており、有名なロウトラ温泉にも人影がないだろう。

© Shutterstock

アンドロス島、キクラデス諸島 -

アンドロス島はアテネに近いにもかかわらず、地元の人や観光客には見過ごされがちな島である。この島を訪れると、緑豊かな内陸部や、特にピディマ・ティス・グリアス（老婆の飛び降り場の意味）の素晴らしいビーチなど、自然の素晴らしさを堪能できる。伝説によると、老婆は村を海賊に売り渡した。それが発覚し、死ぬために崖から飛び降りて、老婆はビーチの印象的な垂直の岩に姿を変えたそうだ。

© Shutterstock

セリフォス島、キクラデス諸島 -

絵画のように美しいセリフォス島は、旅行写真家にとって夢のような場所である。山腹に数十軒の白塗りのコテージと靴箱ほどの大きさの教会が点在するセリフォスが、写真家のお気に入り場所であるのは納得である。嬉しいことに、島の中心街であるホラには、昔ながらの魅力が残っている。

© Shutterstock

シロス島、キクラデス諸島 -

シロス島の首都エルムポリは、キクラデス諸島と南エーゲ海の首都でもある。しかし、シロス島は国際的な観光地としてはあまり注目されていない。島の歴史は古代にまで遡り、エルムポリ自体にも最も象徴的な文化遺産がいくつか残っている。

© Shutterstock

シフノス島、キクラデス諸島 -

シフノス島は、その「活気あるグルメスポット」により、コンデナスト・トラベラー誌によって「ギリシャで最も美味しい島」と評されている。また、この島は、優れた歩道やトレイルのネットワークによって、あらゆるレベルのハイカーを惹きつける場所となっている。

© Shutterstock

フォレガンドロス島、キクラデス諸島 -

フォレガンドロス島は、その素晴らしい火山の景観と険しい海の断崖で人々を魅了する。島の「首都」であるホラは、その断崖の上に位置し、体力に自信があるならゆっくりと探検する価値がある。

© Shutterstock

ショイノウサ島、キクラデス諸島 -

ショイノウサ島には250人強の人々が暮らしており、この半乾燥地帯の島の周囲に点在する集落に住んでいる。最大の集落は港の上にある。ホテルの快適さはまあまあで、唯一のアクティビティはビーチに行くことである。しかし、一人旅が好きなら、ショイノウサ島はあなたにぴったりだろう。

© Shutterstock

アモルゴス島、キクラデス諸島 -

アモルゴス島はキクラデス諸島の中でも最も印象的な島の一つで、ドラマチックな景観に恵まれている。ハイキングで有名な島だが、ダイビングスポットとしても素晴らしい評価を得ている。

© Shutterstock

ミロス島、キクラデス諸島 -

ミロス島には約78のビーチがあるが、陸路でアクセスできるのはそのうちの半分以下である。そのため、この火山の驚異を探索するにはボートが最適だ。島に着いたら、古代キクラデス美術のユニークなコレクションを展示する魅力的な考古学博物館を是非訪れよう。

© Shutterstock

ケア島、キクラデス諸島 -

ケア島、ギリシャ本土と首都アテネに最も近いキクラデス諸島の島である。かつては辺鄙な場所と考えられていたケア島は、島に別荘を持つ人々の週末の行き先や夏の隠れ家として急速に人気が高まっている。控えめな美しさで知られるケア島は、人で溢れかえる前に探索する価値がある。

© Shutterstock

コウフォニシア島、キクラデス諸島 -

コウフォニシア島は、実はアノ・コウフォニシ島、カト・コウフォニシ島、そして無人島であるケロス島の3つの島で構成されている。コウフォニシ島はますます人気の観光地となっており、そのビーチは他の人気の島々のものに負けない美しさである。地元の人々の多くは今でも漁業で生計を立てており、それがこの島に素晴らしく魅力的な雰囲気を与えている。

© Shutterstock

ティロス島、ドデカネス諸島 -

何世紀にもわたり、この島はローマ人、十字軍、オスマン帝国によって支配されてきた。今日では、野生生物が主役で、島全体が自然公園に指定されている。一方、ティロス島の曲がりくねった地形は、のんびりとしたハイキングに最適である。

© Shutterstock

シミ島、ドデカネス諸島 -

煌めくシミ島は、近隣のロドス島に比べると目立たないことが多いが、この島を選んだ人にとっては最高の島である。シミ島は「ドデカネス諸島の宝石」として広く知られているが、それには理由がある。色鮮やかなパステルカラーの港町が、島の雰囲気を作り出している。深いサファイア色の海に面したこの魅力的な港には、バラとブーゲンビリアに囲まれた18世紀の新古典主義の邸宅が並んでいる。

© Shutterstock

ハルキ島、ドデカネス諸島 -

ハルキ島は観光名所ではないが、温かい雰囲気である。中心街と港町であるエンボリオは、ロマンスと静けさの象徴で、かつては漁業と商売の中心地として栄えていたが、現在はハルキ島全体にのんびりとした雰囲気が広がっている。島の旧首都ホリオの遺跡の上に建つ、聖ヨハネ騎士団が建てた城をぜひ探検してみよう。

© Shutterstock

カステロリゾ島、ドデカネス諸島 -

カステロリゾ島はメギスティ島とも呼ばれ、ドデカネス諸島で最も小さいながらも美しい島の一つである。ギリシャで最も遠く離れた島で、トルコの海岸から目と鼻の先にある。ここでの生活はゆったりとしているが、地中海全域で最も壮観な洞窟とも言える青の洞窟などの観光名所が活気にあふれている。

© Shutterstock

パトモス島、ドデカネス諸島 -

パトモス島は、新約聖書のヨハネの黙示録に記されている幻想を聖ヨハネが受けた場所、またその書物が書かれた場所として有名である。なので、この牧歌的な島を訪れる観光客の中に巡礼者が多いのも不思議ではない。城と修道院は必見の名所だ。

© Shutterstock

レロス島、ドデカネス諸島 -

ドデカネス諸島のあまり知られていない宝石、レロス島は、白塗りの村々と魅力的な入江の美しい景観で知られている。歴史の豊かなレロス島は、1912年にイタリア人が島を占領し、その後ムッソリーニが帝国主義の野望の拠点としたことにより、イタリア独特の雰囲気が漂う珍しい島である。

© Shutterstock

カルパトス島、ドデカネス諸島 -

カルパトス島は人里離れた場所にあるため、住民は独自の伝統的な意匠、習慣、方言を持っている。この島の目玉は山の高いところにあるオリンポスの村で、パステルカラーの家々がまるで芸術家の巨大な水彩画のように見える。

© Shutterstock

リプシ島、ドデカネス諸島 -

ワイルドで独特、そして簡単に移動できるリプシ島（別名リプソス）は、長さわずか5マイル（8km）である。人々は、島の煌めくターコイズブルーの湾と魅惑的なビーチに惹かれてここにやってくる。中でも最高なのは、白い大理石の小石と奇妙な岩層があるホフラコウラである。

© Shutterstock

テレンドス島、ドデカネス諸島 -

テレンドス島はエーゲ海南東部から巨大な金床のように聳え立つ半円形の山岳島で、カリムノス島という大きな島の沖合にある。テレンドス島には道路がないため、探検はすべて徒歩で行う。島を訪れる人々の中には、ロッククライマーや、混雑していない砂浜を求める海水浴客もいる。

© Shutterstock

アンギストリ島、アルゴ・サロニック諸島 -

アルゴ・サロニック諸島にあるアンギストリ島は、オフシーズンに訪れるのが最適である。そうすれば、アテネからの観光客による混雑を避けることができる。村が点在し、最も魅力的なのは間違いなくリメナリアである。アンギストリ島は、エネルギーを充電するのにぴったりな場所である。もっと活動的な人は、カヤックを借りて島を一周することもできる。

© Shutterstock

スペツェス島、アルゴ・サロニック諸島 -

スペツェス島はカルテ、ベネチアとオスマン帝国の支配下に置かれていた。1821年以降、この島はギリシャ独立戦争で重要な役割を果たした。長い間平和が保たれてきたこの島は、今日では近隣のヒドラ島に代わる快適な滞在先となっている。予算に余裕があれば、歴史あるポセイドニオン・グランド・ホテルに宿泊しよう。

© Shutterstock

イタカ島、イオニア諸島 -

イタカ島、またはイタキ島は、ホメロスの「オデュッセイア」に登場するユリシーズの故郷の島として知られている。イタカ島は鏡のような青緑色の海に覆われ、夢のようなビーチや絵画のように美しい漁村が数多くある。中心街であるヴァシーは、湾の入り口にあるラザレット島が特徴で、その島には17世紀の礼拝堂が建っている。

© Shutterstock

パクソス島、イオニア諸島 -

イオニア諸島の7つの主要な島の中で最も小さく、世界的に有名な姉妹島であるコルフ島の南に位置するパクソス島は、美しい環境の中で静かな一人時間を味わえる場所である。ギリシャ神話には、ポセイドンが三叉槍でコルフ島を突き刺してパクソス島を創り、自分の妻のアンフィトリテが平和で静かな時間を過ごせるようにしたという素晴らしい物語がある。

© Shutterstock

アロニソス島、北スポラデス諸島 -

アロニソスは素晴らしい島である。ただ、ギリシャの島への旅行を計画する際にこの島を候補にする人はほとんどいない。ここにはハイキング、水泳、シュノーケリング、そして特にスキューバーダイビングの愛好家にとっての楽園である。アロニソス国立海洋公園はギリシャで最初に設立された海洋公園であり、地中海最大の海洋公園である。

出典: (The Guardian) (Euronews) (UNESCO) 

© Shutterstock