チャールズ国王とカミラ王妃の愛の物語 -

チャールズ王とカミラ王妃の長年にわたる関係は、近年の王室史の中でも最も物議を醸しているもののひとつだ。二人は若い頃に出会い、デートを重ね、他の人と結婚することになったが、二人の間で生まれたものほど特別なものにはならなかった。現在進行中のロマンスは人を欺き、傷つけたかもしれないが、ハッピーエンドを得るために35年も待ったカップルには、何か惹きつけられるものがある。

フレッドとグラディス（これについては後ほど説明する）の複雑で型破りな愛の物語を見てみよう。まずはギャラリーをクリックしてください。

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カミラ・ローズマリー・シャンド -

カミラ・パーカー・ボウルズは1947年、イギリスのサセックス州でカミラ・シャンドとして生まれた。チャールズより16カ月年上の7月生まれ。父親はブルース・シャンドで、ワイン商人として成功し、軍の高級将校でもあった。

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恵まれた家庭 -

彼女は、2人の兄妹とともに田舎の広大な屋敷で育ち、ロンドンのエリート校クイーンズ・ゲイトに通うなど、恵まれた生活を送った。その後、フランスとスイスのフィニッシングスクールに通った。彼女の家族は英国王室のメンバーと定期的に交流していた。

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初めての顔合わせ -

カミラがチャールズ皇太子（当時）と初めて会ったのは、ウィンザー・グレート・パークで行われたポロの試合だった。ふたりともスポーツとアウトドアが大好きだったので、そのようなイベントで出会っても不思議ではなかった。二人はすぐに意気投合した。

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すぐに打ち解けた二人 -

ユーモアのセンスも似ていた。チャールズとカミラは、今日に至るまで、王室の行事でふたりで笑い合う姿が定期的に目撃されている。初めて会ったとき、カミラは自分の曾祖母がエドワード7世と不倫関係にあったという話をジョークにして切り出したと言われている！

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親近感 -

カミラはチャールズに対し、「私の曾祖母は、あなたの曾祖父の愛人でした。私たちには共通点があるように感じるわ 」と言ったと伝えられている。幸運なことに、ふたりにはDNA以外の多くの共通点があった......。

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チャールズ、海軍へ出発 -

1970年のこの出会いをきっかけにふたりは交際を始めたが、チャールズは8カ月間、英国海軍に勤務するために離れ離れになった。彼が戻ってきたとき、カミラはすでに別の人と婚約していた。

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カミラはアンドリュー・パーカー・ボウルズと結婚 -

1973年7月、カミラは婚約者アンドリュー・パーカー・ボウルズと結婚した。彼は彼女より7歳年上の陸軍騎兵将校だった。彼はチャールズの妹であるアン王女と交際していたこともある！

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プラトニックな関係 -

カミラとチャールズは結婚後も友人であり続け、いつも一緒に楽しんでいた。実際、チャールズはカミラの子供の一人の名付け親に指名されている。

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適切な候補者を探す -

チャールズは親友のカミラに、家族を幸せにし、期待に応えてくれるふさわしい女性を決める手助けをしてくれるよう頼んだと噂されている。

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チャールズとダイアナ -

数年後の1980年、31歳のチャールズは18歳のダイアナ・スペンサーと交際を始めた。2人は、ダイアナの姉サラを通じて知り合ったのだったが、サラはかつてチャールズと付き合っていた。

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婚約 -

チャールズは1981年にダイアナにプロポーズし、婚約した。この婚約発表の後、チャールズが波乱万丈の結婚生活を予感させるような発言をしたことで有名なインタビューがある。リポーターが2人は愛し合っているのかと尋ねると、ダイアナは顔を赤らめ微笑みながら「もちろん」と答える。チャールズは、「どんな愛のかたちであれ」と付け加えた。

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不愉快な出来事 -

ダイアナは、チャールズとカミラが『ザ・グーン・ショー』の登場人物からとった「フレッド」と「グラディス」というニックネームをいまだにお互いに使っていることを知った。結婚式の数日前、ダイアナはチャールズに送られた「G」と「F」の文字が刻まれたブレスレットを見つけた。

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ロイヤル・ウェディング -

1981年7月29日、チャールズ皇太子とダイアナ妃の結婚式は、全世界で7億5千万人の視聴者を記録した。「世紀の結婚式」と呼ばれ、ダイアナのドレスはその後10年間、最もファッショナブルなウェディングドレスの見本となった。

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王子たちの誕生 -

ダイアナは1982年にウィリアム王子を、1984年にヘンリー王子を出産。ダイアナの個人的な証言によると、当時すでに結婚生活は険悪で、気持ちが離れた夫との関係に悩んでいたという。チャールズとカミラの親密な関係が、2人の間の争いの一因であったことを示唆する証拠もある。

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再び過去の恋人の元へ -

チャールズは公認伝記の中で、ヘンリー王子が生まれた2年後の1986年にカミラとの不倫関係が始まったことを明かしている。

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入念に準備をして会っていた -

この関係は数年間続いた。チャールズとカミラは、週末に友人たちの田舎の邸宅で過ごす社交の場でよく会っていた。また、チャールズ自身の別荘であるハイグローブ・ハウスでも会った。

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ハイグローブ・ハウス -

ハイグローブ・ハウスは、チャールズが80年代に購入した広大な敷地を持つ田舎の邸宅だった。彼はダイアナよりもアウトドア派で、彼女抜きでハイグローブを訪れることも多かった。ハイグローブ邸は、カミラの邸宅であるボルハイド邸のすぐ近くにあった。

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対決 -

1989年、ダイアナはパーティーの席でカミラを呼び止め、不倫について問いただした。数年後、彼女は衝撃的なインタビューでその会話を語っている。カミラは、ダイアナにこう言ったと主張している：「あなたにはすべてがあるわ。世界中の男性があなたに恋をして、2人のかわいい子供もいる。それ以上何を望むの？」 。ダイアナは「夫が欲しいの」 とシンプルに答えたという。

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アンドリュー・モートンの経歴 -

その後、2度にわたってスキャンダラスな不倫の告白があった。ダイアナは作家のアンドリュー・モートンとのインタビューに応じ、1992年に『Diana: Her True Story』という本を出版した。この本には、彼女の結婚生活の破綻が詳細に記されていた。

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"カミラゲート" -

1992年末、「カミラゲート」が起こった。1989年に録音されたチャールズとカミラの電話での会話が公開されたのだ。お互いをよく知るカップルならではのイチャイチャぶりが聞こえてくる。チャールズは「自分が彼女のタンポンだったら、彼女のズボンの中で生活できるのに」とジョークを飛ばした。当然、これはメディアを騒然とさせた！

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最終的な決断 -

同じ頃、チャールズとダイアナが正式に別居することが明らかになった。タブロイド紙は、流出したテープや双方が婚外恋愛をしているという報道で大騒ぎになった。

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インタビュー -

1995年、カミラと夫アンドリュー・パーカー・ボウルズは離婚を申請。その年の暮れ、ダイアナの衝撃的なTVインタビューが公開された。彼女は有名なセリフを言った：「この結婚生活には3人いた」

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前進しようとする -

チャールズはこの時点で、自分の評判を修復し、カミラをより正式に王室に迎え入れようとした。彼はハイグローブ・ハウスで豪華な50歳の誕生日パーティーを開いた。同じ年、ダイアナは悲劇的な交通事故で亡くなり、他のことはすべてこの悲惨な出来事の影に隠れてしまった。

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ダイアナ妃の死 -

ダイアナ妃の早すぎる死後、世界中が悲しみに暮れ、神格化されそうになったことで、カミラを新しいロマンスのパートナーとして、特に自分の息子たちに受け入れさせることはほぼ不可能になった。

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女王の抵抗 -

1998年まで、チャールズはカミラとの関係を正統化する努力を続けていたが、女王はそれを支持しなかったと言われている。カミラが出席するからという理由で、チャールズの50歳の誕生日パーティーへの出席を拒否したと言われている。

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初の公の場 -

1999年、チャールズとカミラはリッツで開かれた誕生日パーティーを一緒に抜け出し、大勢のカメラマンに迎えられる。2人が公の場に一緒に姿を現したのはこれが初めてだった。同年末、チャールズとカミラは2人の息子を連れて休暇に出かけた。

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受け入れられるために -

2000年代初頭、カミラをロイヤルファミリーに迎え入れるための小さな一歩が踏み出された。女王はついに、カミラも参加するイベントに出席することに同意した。2003年、カミラはチャールズとともにクラレンス・ハウスの王宮に移った。

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ついに！ -

2005年、57歳と58歳のチャールズとカミラは、出会ってから35年を経て、ついに結婚した。二人はウィリアム王子を付添人に迎え、ささやかな人前式を行った。その後の披露宴にはエリザベス女王も出席した。

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カミラの称号 -

結婚後のカミラの称号の問題は争点となった。チャールズにとって最初の妻であるダイアナ妃はウェールズ公妃の称号を持っていた。彼女は離婚後もこの称号を保持していたため、カミラには与えられなかった。代わりにカミラはコーンウォール公爵夫人となった。チャールズが王位を継承すると、通常はその妻が王妃となる。しかし、カミラは、2人の険悪な歴史と彼の最初の結婚を終わらせる役割を果たしたことから、クイーン・コンソート（王妃）ではなくプリンセス・コンソートと名付けられると予測されていた。

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クイーン・コンソート -

それは、2022年2月にエリザベス女王が、チャールズ皇太子が戴冠した際にはカミラが王妃の称号を得るという驚くべき声明を発表したことで変わった。「そして時が満ち、私の息子チャールズが国王となったとき、みなさんが彼とその妻カミラに、私に与えてくれたのと同じような支援を与えてくださることを私は知っています。」これは、女王がカミラに与えた最大の公的な支持であった。

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カミラ王妃 -

それから7ヵ月後の2022年9月8日、エリザベス女王は愛するバルモラル城で息を引き取った。チャールズ皇太子は即座に国王となり、カミラ夫人はクイーン・コンソートとなった。しかし、戴冠式の後、チャールズの王室誓約書のおかげで、彼女の肩書きはカミラ王妃（クイーン）となった。これは、フレッドとグラディスが率いる英国王室の歴史における新しい時代の幕開けとなった。

出典： (Town and Country) (Biography) (Insider) (Harper's Bazaar)

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