バミューダトライアングルは謎の失踪で有名だ。しかし、あまり知られていないが、原因不明の失踪や超常現象のような話で悪名高い地域が太平洋にもある。興味をそそられましたか?ギャラリーをクリックして、魔の海の不思議な秘密をみていこう。
魔の海は別名ドラゴンズ・トライアングルとも呼ばれ、日本沿岸に近い太平洋の領域である。
トライアングルは、東京から60マイル(100km)南にある島、三宅島の近くにある。
この地域は、その危険な海域で起こる明らかな超常現象のために、太平洋のバミューダトライアングルとしても知られている。
魔の海という悪名高い評判は何十年も続いており、何隻もの船がそこで消息を絶ったという話もある。
伝説によれば、どんなに強い船でも、この場所を取り巻く超常的なエネルギーに耐えることはできない。
1950年代半ば、数多くの大型船が乗組員ごと姿を消した。
1950年から1954年にかけて、合計9隻の貨物船が太平洋上で消息を絶ったと報告されている。これらの船はすべて無線送信機を持っており、天候の問題は記録されていなかったと言われている。
日本政府は不審に思い、独自の科学者チームを海洋丸(写真)に乗船させたが、彼らも帰らぬ人となった。
海洋丸の沈没船は後に引き揚げられたが、31人の乗組員の行方は謎のままである。
魔の海の謎は、日本を侵略しようとしたモンゴル帝国の第5代大ハーン、クブライ・ハーンにまでさかのぼる。13世紀、彼はこのドラゴントライアングルを越えて日本を侵略しようとしたが、2度の台風に襲われ、4万人の乗組員とともにほとんどの船を失った。
「ドラゴン・トライアングル」という言葉は実は、水中に生息するドラゴンにまつわる中国の伝統的な寓話に由来する。
これらの古代の物語によれば、ドラゴンは食欲を満たすために通り過ぎる船を襲ったという。これらの伝説は、魔の海にまつわる数々の謎めいた物語に強い影響を与えている。
多くの人が、電磁干渉やタイムワープなど、さまざまな説を展開し、魔の海の謎を解き明かそうとしている。
学者イヴァン・T・サンダーソンは、ドラゴン・トライアングルは世界に存在する12の「バイル・ボルテックス」のひとつであると述べている。
彼の理論によれば、「バイル・ボルテックス」とは、「電磁気の異常」に関連する特定の地理的エリアのことで、原因不明の失踪事件の原因となっている。バミューダトライアングルは、この「バイル・ボルテックス」の中でも最も有名なものである。
1989年、超常現象の理論家であるチャールズ・ベルリッツは、この地域には不自然で不安定な「邪悪な性質」があると主張する本を書いた。
彼はUFOや、日本の上空で奇妙な物体が目撃されたという報告が何世紀にもわたってあったことについて、幅広く語った。
こうした様々な説に反論するため、アメリカ人作家のラリー・クーシェは1995年に出版した本で、魔の海の謎に対する真の答えを示していると主張した。
クーシェの調査によると、政府船の海洋丸は火山か高波によって破壊された。
科学者たちは、海嶺に沿った海底火山を定期的に監視し、溶岩、二酸化炭素、その他の元素の海洋への放出をモニターしている。
クーシェはまた、行方不明になった船は相当な積荷を積んだ巨大な船であったというベルリッツの主張にも異議を唱え、代わりに漁船であったことを示唆した。
クーシェによれば、1950年代には海軍の資源は乏しく、また信頼性も低かった。そのため、多くの船舶は無線送信機を備えていても、助けを呼ぶことができなかった。
日本の海軍関係者とのやりとりから、クーシェはおそらくほとんどの船が日本沿岸に墜落・沈没したのだろうと推測した。
彼はまた、海洋丸が謎の失踪事件を調査するために派遣されたのではないという決定的な詳細も明らかにした。
その代わりに、海洋丸は、この地域の火山活動の情報を収集する調査船だった。
クーシェが東京のアメリカ大使館に連絡するまで、日本人は魔の海に対する世界中の関心を知らなかったようだ。
この地域は政府から危険区域に指定されていなかった!
ドラゴンズ・トライアングル(あるいは魔の海)にまつわる話は世界中で注目され、いくつかの説が生み出された結果、まったくの作り話が生まれてしまったのだ。
出典: (Marine Insight) (Ocean Info)
日本の「魔の海」の謎
太平洋の「バミューダトライアングル」について知ろう
トラベル 超常現象
バミューダトライアングルは謎の失踪で有名だ。しかし、あまり知られていないが、原因不明の失踪や超常現象のような話で悪名高い地域が太平洋にもある。興味をそそられましたか?ギャラリーをクリックして、魔の海の不思議な秘密をみていこう。