ハリウッドにはライアンが多数いる。例えば、ロバート・ライアンやライアン・オニール。そして、ライアン・ゴズリングやライアン・レイノルズ。カナダ出身のライアン・レイノルズは中性的な名前で、「王の子孫」という意味がある。「リアンの息子」というゲール語の名前オリアンから来ている。
英語では一般的に苗字とされる名前、ルイス。複数の起源を持つが、主にウェールズと関連がある。イギリス・F1レース界のスター、ルイス・ハミルトンは、グレナダルーツの父と白人の母のもと、イングランドで生まれた。
ラッセルは、苗字が由来の男性名。「赤毛の人」という意味のニックネーがム由来。これは、アングロ・ノルマン系で、初期にイングランド、スコットランド、ウェールズに広まる。ニュージーランド生まれのラッセル・クロウは、英国、アイルランド、スコットランドにもルーツを持つ。父方の祖父はウェールズ人だ。
エルトン・ジョンは、レジナルド・ケネス・ドワイトとして生まれたが、自身にエルトン・ジョンという新しい名を選んだ。サクソフォニストのエルトン・ディーンとボーカリストのロング・ジョン・ボールドリーからとった名前だ。エルトンは姓でもあり男性の名前でもあり、アングロ・サクソン系に起源をもつ。
英語の苗字、クラークは、下の名前としては珍しい。実は、クラークは俳優クラーク・ゲーブル本人のミドルネームだ。本名のファーストネームはマイケルだが、子供の頃みんなにクラークの名前で呼ばれていたそうだ。
ハリウッドのメソッド俳優、エドワード・モンゴメリー・クリフトは、ミドルネームを下の名前として使用した。モンゴメリーは英語とスコットランド語との関連性もあるが、主にフランスのノルマンディ地方が起源だ。
ヒースは、アングロ・サクソン名で、古英語の単語haethから派生した名前だ。荒野という意味を持つ英語の姓だ。オーストラリア俳優のヒース・レジャーは、英国、アイルランド、スコットランドにルーツを持つ。
アンダーソンの意味は、「アンダースまたはアンドリューの息子」。一般的に姓として使用されるが、CNNニュースの有名司会者、アンダーソン・クーパーはそうではない。
下の名前としてのディランが普及したのは、ウェールズの詩人・作家であるディラン・トーマスの影響が大きい。生前広く人気を博すが、短命であった。ニューヨークで肺炎により39歳で早逝。
元プロボクサー、三度の世界ヘビー級チャンピオンのレノックス・ルイス。医師により「レノックスに見える」と言われ名付けられた。その理由は彼の母親はおろか、誰にもわからなかったのだが。誕生時の体重4.8kgと、恵まれた体格も影響した名前だったのかもしれない。
元々中性的な英語の姓で、「小川」という意味のブルック。ブルックスという男の子の名前のほうが一般的だ。ブルック・シールズは、英国、ドイツ、スコットランド・アイリッシュ、ウェールズ、イタリアの血を引き、「ブルーラグーン」(1980)、「エンドレス・ラブ」(1981)で名声を博す。
もともと英語の姓、ウォーレンにはフランス・ノルマンのルーツも持つ。古フランス語のwarenne(ウォーレン、または狩猟地)から派生した。ウォーレン・ベイティの本名でのファーストネームはヘンリーだが、ミドルネームのウォーレンを使用している。
姓としての起源から、スペンサーという名前は男の子と女の子の両性に使われ始め、19世紀以降は男の子に人気の名前になった。俳優スペンサー・トレイシーの父はアイルランド・カトリックの出自。
ドイツ起源で「家の支配者」を意味するハリソン、古英語では「ハリーの息子」も意味する。俳優ハリソン・フォードにより、ハリソンという名前に人気が出た。
テイラー・スウィフトは、シンガーソングライターのジェームス・テイラーにちなんで名付けられた。聖書の意味では「救いで包まれる」を意味し、その名前はまた「永遠の美」も意味する。スコットランドとドイツの血を引き、テイラーという言葉自体は英語の職業名で仕立て屋を意味している。
カークは、スコットランド語で「教会」を意味する。イシュール・ダニエロビッチは、俳優カーク・ダグラスとしてより知られ、イジー・デムスキーとして育ち、ハリウッドでのキャリア前に法的にカーク・ダグラスに名前を変更した経緯がある。カークは歴史的には姓から名前に転用された。
ヒルトンホテルチェーンの創設者、コンラッド・ヒルトン・シニア。パリス・ヒルトンの高祖父。コンラッドという名前はドイツ起源で、「勇敢な助言」を意味する。姓・名として利用可能。
モーガンは、ウェールズ起源で「白い海」を意味する。男の子の名前としても女の子の名前としても、また名前としても姓としても使用される。
政治的意識が高いアフリカ系アメリカ人でソウル音楽の最も影響力のあるミュージシャンの一人、カーティス・メイフィールド。だがカーティスと名乗る有色人種のミュージシャンは他にもいる。ラッパーの50セントの本名は、カーティス・ジェームス・ジャクソン三世だ。
ダグラスは、スコットランド起源の一般的な姓だが、ハリウッドの無声映画時代の偉大な俳優、ダグラス・フェアバンクスの名前でもある。フェアバンクスの元の姓はウルマンだが、映画キャリアの初期にそれを変更する選択をした。
英国の俳優、コメディアン、音楽家であるダドリー・ムーアの名前は、英国のウェストミッドランズにあるダドリーという町に由来する。実際に姓でもあり男性名でもあるが、現在では珍しい名前だ。ヒット映画「10」(1979)によりハリウッドで名声を得た後、「カドリー・ダドリー」と称される。
「イン・ザ・ミッドナイト・アワー」を含む不朽のヒット曲で知られるシンガーソングライター、ウィルソン・ピケット。彼のファーストネームは英国とスコットランドの起源を持ち、英語圏では一般的な姓でもある。
ミルトン・バール、本名メンデル・バーリンガーはコメディアン、俳優、エンターテイナー。古英語で「製粉所の町」という意味を持つ姓に由来した名前を選んだ。
英語の姓として古くから使われてきたスターリング。「最高品質の」という意味を持つ男の子の名前でもある。アメリカの俳優スターリング・ヘイデンは、スタンリー・キューブリックの「ザ・キリング」(1956年)などの映画に出演。子供の頃スターリング・レリア・ウォルターとして洗礼を受けたが、養子となった後、スターリング・ウォルター・ヘイデンに改名した。
イタリアの映画とテレビ界の俳優、フランコ・ネロ。フランチェスコ・クレメンテ・ジュゼッペ・スパラネロとして生まれた。実際にはイタリアで一般的な姓であるフランコという名を、自身の名前の短縮形として採用した。
「オフィス」のギャレス・キーナン役や「ディテクタリスト」のアンディ・ストーン役としてイギリスのテレビ視聴者によく知られるマッケンジー・クルック。「パイレーツ・オブ・カリビアン」の映画で不運な海賊ラゲッティ役としても国際的な注目を集める。
自動車起業家、プレストン・タッカー。タッカー48セダンへの係わりは、1988年の映画「タッカー・ザ・マンと彼の夢」で不朽の名を残す。プレストンは、元々「司祭の町」という意味の場所名から来た英語の姓だ。
著名な英国の小説家で詩人、キングズリー・アミスは、伝統的な姓を名前として持つ。キングズリーは、アングロサクソン起源で、「王の草地」という意味だ。
下の名前はどっち?時に苗字みたいな名前を、ファーストネームとして付けられることもあるのだ。実は、そういう名前のセレブが結構いるが、あなたはどれくらい知っているだろうか。そして、そのような名前の背景や意味に興味が沸かないだろうか?さあ、苗字みたいな名前のスターたちを見てみよう。
苗字みたいな名前の有名人たち
有名人たちのその名前、前後逆?!
セレブリティー 雑学
下の名前はどっち?時に苗字みたいな名前を、ファーストネームとして付けられることもあるのだ。実は、そういう名前のセレブが結構いるが、あなたはどれくらい知っているだろうか。そして、そのような名前の背景や意味に興味が沸かないだろうか?さあ、苗字みたいな名前のスターたちを見てみよう。