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「ダイ・ハード4.0」の後、これ以上悪化することはないだろうと思ったにもかかわらず、彼らは驚くべきことに成し遂げてみせた。「ダイ・ハード」シリーズは何作も前に完結しているべきで、もうブルース・ウィリスがそこに気持ちを込めていないことが見てとれる。
「ハングオーバー!! 史上最悪の二日酔い、国境を越える」は前作と全く同じ内容で、舞台をタイに移して再映画化したものである。成功した単発の映画を、利益優先のシリーズ化させるためだけに作られたむなしい取り組みとしか思えない。
「ズーランダー」は不朽のコメディであることに変わりはない。しかしなぜ15年の時を経て、この冴えないリメイク版を蘇らせたのだろうか?著名人が多数出演しているにもかかわらず、インパクトはとても弱かった。
「ビッグママ・ハウス」は決して傑作コメディではなかったが、意外なことにシリーズ化を果たした。低かった評価が「ビッグママ・ハウス2」ではもっと下がった。3作目はさらにひどかった。
「ベスト・キッド4」は「ベスト・キッド」シリーズの4作目であり、多くの人が余計な作品だと判断した。パット・モリタと若かりしヒラリー・スワンクが好演したものの、シリーズを長引かせようというこの映画の狙いはかなり甘かった。
「ロボコップ3」がロボコップ3部作の中で最も出来の悪い作品になったのは、驚くべきことではなかった。この時点で初代作品の複雑さは消え去り、邪悪な異国の企業が巻き起こす大騒動を主軸とした、90年代のありふれたアクション映画に成り下がった。
「絶叫計画」シリーズは最高の場面でも幼稚だが、5作目は群を抜いている。ある批評家はこう言った。「数年前にツイッターで読んだ時の方がはるかに面白かったジョークばかりで、ほぼ構成された映画。」
「ミート・ザ・ペアレンツ」は不朽の名作だが、「ミート・ザ・ペアレンツ2」はその続編にしてはぱっとせず、「ミート・ザ・ペアレンツ3」は観客を心底不快にさせる。
「ジョーズ」シリーズの最終作は、残念な打撃となった。最初の作品にあった心をつかむ面白さはまったくなく、 マイケル・ケインですらこの作品を救うことができなかった。
「マトリックス」は一種のジャンルを確立したほど、影響力のある大作だった。続編はそれなりの出来だが初代には及ばず、繰り返し観客をガッカリさせた。
マーク・ウォールバーグとスタンリー・トゥッチの出演にもかかわらず、マイケル・ベイ監督の「トランスフォーマー」シリーズの5作目は興行的には悪くなかったが、評論家からは失敗作とみなされた。
「ゴッドファーザー PART III」は史上最悪とまではいかないが、2本の秀作映画の後継作品としてはどうしても物足りず、期待が裏切られる結果となった。
シリーズ2作目の「ブリジット・ジョーンズの日記 きれそうなわたしの12か月」は、親しみやすい恋愛のドタバタ劇から脱線した。思いがけない展開で、ジョーンズは知らずに手荷物にコカインを入れていたためにタイで投獄されることになる。どうやら製作陣は、この役柄に新鮮な構想を盛り込もうと必死だったようだ。
「インディ・ジョーンズ」シリーズの第4作は、インディをユーモアたっぷりに描いている。本作では彼は常に困難に直面していて、繰り返される彼の年齢に関する冗談にあっという間に飽きてしまう。
「スーパーマンIV 最強の敵」が公開されたのは冷戦が終結したばかりの時期であり、そのテーマはまさにふさわしいものだった。この映画でスーパーマンは世界中の核兵器を回収し、除去するという使命に挑む。残念なことにこの映画は盛り上がりに欠け、特殊効果もお粗末である。その結果シリーズのこれまでの失望に加え、質の低下にさらに拍車をかけている。
アーノルド・シュワルツェネッガーとエミリア・クラークが、波乱に満ちたタイムトラベルの旅に出る「ターミネーター」シリーズ第5弾は期待外れだった。残念ながら、初代作品のようなスリル満点の壮大な展開は見受けられなかった。
サム・ライミ監督によるスパイダーマンシリーズの最終作「スパイダーマン3」では、トビー・マグワイアが演じた象徴的なスーパーヒーローの終幕を迎えた。この映画は製作チーム全体の燃え尽き症候群を映し出している。
ウィル・スミスは「インデペンデンス・デイ」の続編には出演せず、ジェフ・ゴールドブラムとリアム・ヘムズワースに託した。2018年の続編は評論家から酷評を受けたため、スミスの決断は賢明だったようだ。
スティーブン・スピルバーグが監督した「ロスト・ワールド/ジュラシック・パーク」によって、「ジュラシック・パーク」の映画シリーズは幕を閉じた。才能あふれるスピルバーグでさえ、このシリーズを永久に続けることはできなかったのである。
「ブルース・ブラザース」は史上最高のコメディ・ミュージカルのひとつとされていた。しかし残念ながらこのやり過ぎな続編のせいで、見事な作品の評判は損なわれてしまった。
最初の「グリース」はその活気に溢れた作風、含みを持たせた演出、華やかなミュージカル・パフォーマンスが印象的だった。一方「グリース2」はこのような優れた点を何一つ引き出せず、物語の中身のなさを浮き彫りにした。
2003年の映画「チャーリーと14人のキッズ」の続編である本作は、前作のそこそこの成功を生かそうとした、いささか必死な試みのように見える。このコメディはすべて身体機能を中心にしたもので、その結果としてユーモアの瞬間はほんのわずかである。
「ポリスアカデミー」の映画シリーズは、「ポリスアカデミー4 市民パトロール」でいろいろと度を越してしまった。繰り返されるありふれたドタバタ劇は先が読め、映画全体を通してそれが明らかだ。
ジェイミー・ケネディはジム・キャリーの演技に及ばず、ゴールデンラズベリー賞にノミネートされた。
「ジム・キャリーはMr.ダマー」の元々の製作者たちは当初、主人公たちの物語を続けることに消極的だった。しかし彼らは最終的に製作スタジオがこの続編の企画を別の監督に委ねることに同意し、予想通りの結果となってしまった。
1990年代のバットマン映画は非常に斬新で型破りだったが、この映画は完全に道を踏み外した。アーノルド・シュワルツェネッガーは銀色の生きた彫像に扮したMr.フリーズを演じるにあたり、2500万米ドルという高額を受け取ったと言われている。しかしそんな大金を払っても、この映画は救いようがなかった!
「12人のパパ2」はオリジナル映画のリメイク版の続編として作られたため、やや先が読みやすい作品となった。しかし残念ながら、スティーヴ・マーティンとユージン・レヴィの見事なコメディアンとしての才能は、この作品で無駄になってしまった。
「氷の微笑」は文化的な指標として永遠に記憶されるだろうが、その14年後に不必要な「氷の微笑2」が作られてしまった。前作の成功を蘇らせようとしたにもかかわらず、観客の反応ははっきりと明確な不支持であった。
「ブレア・ウィッチ・プロジェクト」は、ファウンド・フッテージとしてのホラー映画の規範とされている。しかしその続編は初代の独創性に及ばず、代わりに前作や他のありきたりなホラー映画の常套句を引用することに頼り、結果的に大金をドブに捨てることになった。
映画史で最も期待はずれの続編
ああ、またか...。
映画 映画シリーズ
何十年もの間、ハリウッドは駄作の続編ばかりを製作する風潮にさいなまれてきた。監督が自分たちの作品の価値を理解し、やめ時をわきまえていることはまれである。続編が利益を上げるからといって、ストーリーの一貫性が守られる保証はない。この真理は映画という大舞台で何度となく実証されてきた。「寝た子を起こすな」ということわざは、まさにこの状況にぴったりである。こちらのギャラリーで史上最悪で悲惨で、そして笑える続編の数々をご覧ください!